ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

サウンド・オブ・アルパージュ

2008年06月02日 | チーズの話

S サウンド・オブ・ミュージックのオープニングは見事である。アルプスの俯瞰から、両手いっぱいに広げたジュリー・アンドリュースのアップへと移っていき、すがすがしい歌声が流れる。
6月15日、アルプスでは山開きである。牛たちは、ゆっくりとサウンド・オブ・ミュージックの舞台を登っていく。徐々に高地の放牧場へと移りながら牛たちは、青草に花やハーブを食べる。9月に里に帰ってきた牛たちのミルクはチーズへと姿を変え、いまクアトロへとたどり着く。
アルプスの短い夏に、しっかりと山歩きをして育った牛たち。そのミルクで作られたチーズには、アルパージュという称号が与えられる。
アルプスを代表するグリュイエールも、グリュイエール・ダルパージュとなると別格のチーズである。ハード・チーズならではのアミノ酸の旨みに加え、ハーブや花の香りが複雑に絡み独特の旨みを感じさせます。
さらに美味しいワインがあると、エーデルワイスの曲が流れてきそうな気がします。

コメント
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