マスノスケの後を追うように北海道からクアトロにやってきたウニ姫。早速ウニ姫は冷製のスパゲッティに化粧直ししてその華やかさを見せつけるのだった。
「マスノスケさま、ウニ姫はあなたをお慕い申し上げております」けなげなウニ姫である。
しかし、突如邪悪な“気”がクアトロに漂う。栗蟹たちも大挙して北海道からクアトロにやって来たのだ。栗蟹はウニ姫とマスノスケのクアトロでの人気を奪おうとしているのだ。
栗蟹は毛蟹よりも小さいのだが、その旨みでは毛蟹に負けない。しかも、その価格は安い。時には、毛蟹と名前を偽り居酒屋やラーメン屋に現れる。まあ、旨さは変わらないし毛蟹の仲間ではあるのでまったくの偽装とも云えないのだ。その栗蟹がクアトロでは堂々と名前を名乗ってウニ姫とマスノスケに挑むのだった。
ウニ姫は、危険を察知した。
「マスノスケさま、危険が危のうございます」変な日本語を使う姫だ。
「マスノスケさまは、今いずこ」
ウニ姫は我が身よりもマスノスケが心配なのだった。
その頃マスノスケは、クアトロでチヤホヤされて上機嫌であった。すっかり都会の生活に感化され、美顔パックをするマスノスケであった。
※うっとりするようなバフンウニのクリームソース¥1500、その冷製は¥2400
※邪悪な程に旨い栗蟹のオーブン焼き¥1200
※マスノスケのマリネは、美顔パック中