ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

クアトロウ、実験台になる。

2008年06月11日 | ワインの話

Photo クアトロウ(架空の人物)は、とあるワイン教室で実験台にされた。ワイングラスはアルミホイルで覆われて中が見えない。そこにストローを差してワインを飲めと云う。さらに鼻をつまんで飲めというのだ。そして、そのワインは赤ワインか白ワインか答えろというのだった。正直、よく解らなかった。何人かが挑戦したが、正解率は低い。
次は、白ワインに色素を加え赤くしたものを、だまって試飲させてコメントを述べさせる。すると、穏やかなタンニンを感じるとか、赤ワイン用のコメントをしてしまうものだ。
さらに、高級ワインのボトルに廉価なワインを入れて試飲させる。これも判別が難しい。
どうやら味覚というものはとてもあやふやである。美味しいと感じるプロセスは、舌の上だけで生まれるものではないようである。順序を付けるとしたら、視覚、知識、嗅覚、それから味覚と温度などの影響かもしれない。その辺を上手に演出するのが、レストランであって、お金を取るだけの価値があるのかもしれない。

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