ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ボロネーゼ

2006年09月15日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo_52 イタリア・ボローニャ地方の名物料理がスパゲッティ・ボロネーゼ。いわゆるミートソースだ。しかし一般的にミートソースというとやや甘めでパスタの上にこんもりと鎮座していて野菜がたっぷりというイメージ。ハンバーグをほぐしたようなソースを思い浮かべる。クアトロの目指すボロネーゼは本場風に肉と野菜を赤ワインでじっくり煮込み、肉の旨みを堪能できるもの。あくまで、肉が主役のソース。
開店当初は、ボロネーゼという商品名で売っていたが、なんでもかんでもイタリアの名前にすると解りづらく堅苦しいというお客さまの声もあり、ミートソースに名前を変えた。
それから、よく売れるようにはなったが、一部には始めに書いたミートソースのイメージと違うということで不満をもつお客さんもあった。
結局、ボローニャ風ミートソースに名前は落ち着いた。なにやら、中華風ラーメンとか、インド風カレーのような名前になってしまった。
イタリア料理もすっかり日本に定着した。パスタという言葉も今は理解される。ボンゴレ、カルボナーラ、ペスカトーレなどは、すっかり定着した。ちょっと前までは、ボンゴレにかっこしてアサリとか、カルボナーラはタマゴとベーコンとか、ペスカトーレは漁師風か海の幸とか表記したものだ。しかし、まだ定着しきれないものも多く、ボロネーゼをミートソースにしたようにクアトロは開店当初の名前を変えたものも多い。ドルチェはデザートに、クアトロ・フォルマッジは四種チーズに、プロシュートは生ハムに、ロッソはトマト味に、ビアンコはオリーブ味にといった具合だ。
おっと、ラヴィオリって何とまた云われてしまった。イタリア風水餃子とでも名前を変えようか?

コメント
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