愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

名張市長瀬 不動寺の六地蔵石幢

2013年12月19日 | 石仏:三重

上長瀬国津神社の下流約1.5km、国道より少し入った長瀬集落、不動寺に立つ六地蔵石幢。

不動寺は真言宗豊山派に属し、以前は隣に鎮座する国津神社と境内を一にしていただろう古刹です。

この境内には「不動寺のカヤ」と呼ばれる榧の巨木が在り、以前にも訪れ、石幢も撮影したのだが上長瀬に来た序でに再度撮影、ここにUPします。

榧の巨木の木陰、境内登り口脇、境内端に他の石造物と並び建って居る。

石幢は高さ2mばかりの石灯篭型、中台に載る六角龕部六地蔵が刻まれて居る。

龕部に長方形型を彫り、中に像高25cmばかりの六体地蔵を中肉彫りで刻み出して居る。

しかしどう見ても稚拙で、定型化略式化されたその像容からは中世までは遡れない。

撮影2012.4.8