堀越観音で名の知れた「串柿の里」四郷では最高峰、標高約650mの堀越集落で出遭った茅葺き民家。
前回紹介、神野集落より南へ一山越えた燈明岳南斜面、広がった柿畑を前に十軒にも満たない民家が軒を並べる。
その殆どが、こうした茅葺き屋根に覆い懸けしたもので、40~50年前にはどこの里山でも見られた懷かしい景観を彷彿とさせて呉れる。
そんな山裾高台に、茅葺き屋根に大きな「棟覆い」を掛けた民家を見つけた。
正面茅葺き屋根の半分近くが覆い屋で隠されて居るとは言え、それでも茅葺き屋根が残って居るのは嬉しい限り。
赤い覆い屋根の離れ家、半分茅葺きを残した主屋、脇の串柿棚と、赤い実をいっぱいに付けた柿の木・・・・宙を走る電線がいかにも煩わしい気がしますけど・・・これが現実。
かど先までお邪魔してみると、葺きおろしの茅葺き屋根と下屋の素朴な感じが何とも嬉しい懐かしさを感じさせて呉れました。
撮影2013.11.12