国道163号線、奈良県生駒市の最東端、京都府と境を接する大規模開発の京阪奈学研都市の狭間に有る旧い集落。
周りはすっかり学研都市の開発が進み、この谷筋斜面だけが開発の波から取り残された様に昔日の佇まいを残している。
国道を逸れ、旧道を少し進めばこの景観・・・少し残った棚田を前に大きな長屋門の奥手に大和棟民家。
集落は谷川沿いの斜面に雛壇状に建ち並び・・・・・
豪壮な大和棟や覆い懸け屋が点々と見られるが、茅葺き民家は殆ど姿を消してしまった。
谷筋を上へ上へと詰めると・・・・・・
こいんな素朴な覆い懸け民家も。
この集落は谷間斜面に100軒以上も連なり、尾根筋まで続き、旧い集落の形態を良く伝えている。
学研都市開発で土地成金も多いのか?どの民家も手入れが良く行き届き、真新しい近代的な大和棟民家も数多く見られる。
都市近郊と言う事もあり、奥深い斜面集落でありながら、殆ど廃屋などは見られない。
しかし集落では子供の姿には出逢わなかった。
鹿畑・・・・その昔は鹿が群れ遊ぶ程の奥地だった事だろう・・・・・。
撮影2013.2.22