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小樽は雪になったそうだ。温暖化が問題になっているのに今年は雪が早い。雪掻きが好きで、その姿に男の味があるといわれたプレス・カフェのマスター。<誰だ!ソンナコトコトイッテイルのは(笑)>。さてさてそのマスターと店長のアサジさん。雪の小樽で元気だろうか?
ドアを押してやあ!とマスター(僕たちは、ターマスと呼ぶ)と顔を見合わせる。モスブルー(モスグリーンではなくブルー、モスとは云わないか)のMG Midget 1500が場を得たように店の中に鎮座している。ごくごく日常的な1年前と変わらない空間。アサジさんも微笑んでくれる。そこにいる人がいる。これがプレス・カフェだ。
ちょっと違うのは、今年はMOROさん運転のあの紅い奴・ロータスヨーロッパで乗りつけた。留める場所が決まっている。店の中から見える場所。ここに留めろとターマスに言われたんだそうだ。それが格好良い。
MOROさんはマンデリンだけど、僕は苦味のあるイタリアンコーヒー。昨年飲んだその味が忘れられないからだ。そしてあのクラッシックな`ライスカリー`にしようかとちょっと迷ったが、今年はぺペロンチーノにした。美味いに決まってるけど、まあトライだ(笑)。そしてデザートは、クレームブリュレ。ああ!思い出すと溜息が出る。
マスター・イナバさんは、木骨石造の「旧澁沢倉庫」を改修してカフェにした。明治28年に建てられ、小樽の歴史的建造物として指定されている天井が高いこの建築の木の梁に取り付けた小さなBOSEから、JAZZや渋いフォークが流れる。いい音だ。
眼鏡。オヤ、半円形だ。上がない。「老眼で近くが見えない、下だけを見るために半円形にした」。それがなんとも、まいったことにターマスに似合うのだ。似合わなければかけない?
車はね。一生懸命売ろうとは思わない。欲しいといわれたら売ることにした。レーサーでもあり、エンジニアでもある、更に武道家?でもあるターマスは、ヒストリックカーも売る。あの紅い奴は一時(いっとき)ターマスの愛車だったのだ。(ところがついつい最近、そんなんでもミニが売れた。前庭に鎮座していたあのミニだ!)
今年はね、人が沢山来てくれた。アサジさんがそっとうなずく。そのうなずき方は昨年にも増して素敵だ。この店もこの地に馴染んできた。「いいねえ」と僕。ターマスと、それにMOROさんも一緒に相も変わらずボソボソと他愛のない会話を交わす。
豊穣な時間だ。
今年のターマスの至言。「僕はね!古い車が好きなのではない。好きな車が古いのだ」
あすとんまーちんみにじゃがーろーたすえむじーとらいあんふ・・・♪
乗ってシートベルトをかけるのに四苦八苦。恐る恐る発信。あまりいい格好ではありませんでしたね(苦笑)。かつては僕も、車高を下げたべレットGTで、丹沢の山野(ラリーだから仕方が無いとはいえそんなとこ走るもんではありません!)を駆け巡ったことがあるというのに。
来年はその低さと軽さを堪能したいもの、人生観が変わるかもしれませんね・・・おおげさかなあ?
mさん
ターマスは、格好いいだけでなく、格好いいこというのですよ。さりげなく、ぼそぼそと(笑)
何だか格好いいターマスが一人歩きし始めたようで何よりです(笑)
ロータスは「スポーツカーとはこう在るべき」と思わずうなってしまうクルマなんですよネ。
車体の軽さがすべていい方向に作用してて素晴らしい。
スッと出て、スッと曲がって、スッと停まる。
物騒な話ですが、人命を犠牲にしてまで軽量化した零戦とかぶります。
ぼそぼそ…
零戦?古い!(笑)
人名を犠牲にして軽量化したあの赤い奴。恐ろしくもあり、好奇心が刺激される。ほんのちょっぴり乗っただけですけど、よくわかります。わかるけど怖い。
でも多分がんがん走るでしょう。お隣の何とかさんが肘を突っ張るかもしれません、来年は・・・格好いいだろうか?我輩も(笑)ぼそぼそ・・・