日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

秋が来る!明日から盛岡へ

2016-10-06 15:32:37 | 日々・音楽・BOOK

`烏、カーと鳴いて夜が明ける`…
これは講談家が場面転換でよく使う常套句だが、昨今僕は、実体感をもって感じ取っている。早朝、ふと尿意を覚えて目が覚めると、`カー`に呼応するように`グーグル・グーグル(呼応する文字・文言が出てこない)という鳩の、どこからか聞こえてくる「朝が来た!」だ。
仲間への挨拶(さてどうなのかナ?)、或いは己の(俺は長だ!と威張って)居場所を伝えているのだろうか?或いは仲間へ場所の告知?

こんなこともあった。
寝ていたら窓の外の格子状の手摺りに留まっているらしい鳩の声。あまりにも身近なので、ブラインドの横桟をそっと指で開いてみたら、鳩の目と一瞬の睨めっこ!困惑した鳩はパッと飛び去った。

ところでつい数日前の朝、小田急線の見えるバルコニーから、鳩の大きな鳴き声、そっとカーテンの隙間から覗くと、物干し竿に大きな鳩がとまっている。気配を感じて鳩が振り向き、一瞬目があい、首を傾げ(と思った)、さっと飛び去った。語り合いたかったのに!なんてふと思ったものの・・・やっぱり!

さてそのバルコニー、夏の終わり日に蝉が!身近に聞こえる大きな蝉の声、どこに居るのかとバルコニーを見まわしたが見つからず、やれやれと思ってトイレと洗面所に。そして朝食後事務所に出かける前にふとバルコニーを見やると、蝉がバルコニーの床に!動かない。
息絶えているようだった。可愛そうだと手に取って、駅に向かう通路脇の樹の根元にそっと置いてやる。

我が家は4階。鳩や蝉が、飛び交いやすくて留まりやすい高さのなのかも!
そんな思いを留めながらも秋が来た。桜の木々の葉っぱがほんの少し色好きはじめ、新宿中央公園の欅の樹々もちょっぴり色付きの気配。でもなぜか昨今、新宿でも僕の住む海老名でも烏の鳴き声が聞こえずその姿も見えない。どうしたのかと気になりながらも、秋が来るのだ!

処で明日の早朝から友人の車に便乗して2泊での盛岡行き、建築家にヒヤリング。国体があってホテルも新幹線もとれなくて友人の山荘に!被災地を気にしながら台風が去った秋の装いを味わえるだろうか!