ほんのりと心が温まってくる、柔らかい署名記事を書く新聞記者がいる。僕と気の会うそのTさんからメールが来た。
「都城市民会館の保存問題、その後、ブログから消えた気がするのですが、弊紙の地域版を検索すると、『市も申し入れを受ける方針で、存続を求めてきた市民団体は「ウルトラCの妙案だ」と喜んでいる。(2007/10/30)』とあるが、上手くいくのだろうか、と言う問いかけだ。
親しいとはいえ、新聞記者が僕のブログを読んでくれているのかという、うれしい驚きとともに、情報はちゃんと伝えたほうがいいと思った。
明日の早朝から北海道行き(雪だ!)なので、簡単に報告しておこう。
10月29日、南九州学園から、市民会館借用の申し入れをうけた後、市は11月6日の都城市庁議で受け入れることを決め、9日に市長が議員への説明会を開いた。市長の意見に賛同して解体決議をした議員とのやり取りなどがなされたが、12月の議会で保存決議をする方向で、大学側との条件調整をすることになったとのことだ。
11月11日の日曜日、保存活動をしているグループは、「市民会館秋祭り」を行った。市民会館を使っての風船祭り。見学会やシンポジウムをやって、この建築の素晴らしさを全国に伝えようという催し。保存のためのお祭りが、本当のお祭りになったと建築家ヒラカワさんから電話があったが、調印するまでなんとなく不安だ。
でも送ってくれた写真の青空に浮かぶ風船は、何とも都城市民会館に似合う。
<写真 保存に尽力した建築家、レモン設計室河野さんの撮影>