光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

小さな梅便り

2008-02-16 18:45:21 | 散策
  雪が、また降り始めて、この雪の降りかたはどうだろうか。本物か、途中で止まってくれるか、これが心配のタネになる。

  ずっと梅の咲くはずのところを歩いている。それから、忘れていたが、ここにも昔ながらの梅があって、一つはもう完全にだめになってしまった。もう一つの、昔は日当たりが悪く、今もあまりよくない梅は、新しい枝だけを出している。この梅は、恐ろしく昔からあって、しかし昔がこれが梅であることは知らなかったし、また興味もなかった。思い出ばなし。

  梅はというと、大体が、埼玉の越生の梅ということになる。その辺りに行かなくても、梅の花はあった、梅の木はあって、しかし、少し遠くに出かけてそこで見る梅が、ちょうどよかった。子供のような気持ちで電車に乗り、切符を買い、それで、乗換えをして越生の梅林まで歩いた。
  なぜ越生かというとわからない。東部東上線が好きだったというわけでもないが、その線に行きやすいというのがあったのも事実だが、その越生の雰囲気がちょうどよかったことが大きい。昔においても、少し鄙びた感じがあるところと、そうでないところははっきりしていて、特に、なにもないようで歩いていると、ただ咲いている、なんだかわからない花が語りかけてくれるような感じがあって、それが一番よかった。
  越生の西側は、奥武蔵の丘陵やら、低山に当たるから、そちらを先に歩いて、そこから見る先に、黒山の滝やら、それから越生の梅林があったようで、当時、その丘陵を歩いていて、これから、越生まで下るという健脚の方に出会った。こうゆうことは、なぜかよみがえってくる。健脚でもないが、小川町の駅から、笠山まで歩いたことがあるが、それくらいしか、ちょっとこれは歩いたというのは、思い浮かばない。

  早いときには、2月の終わり、初めかも、に出かけた。そこには、少しだけ花が咲いている梅があって、あとはほとんが蕾であってしかし、もしかしたら、梅の香りがしたかも知れない。あれだけの梅の木があれば、その花の香りがしてもおかしくはないように思う。梅林の回りを、地図と観光案内のパンフレットを見て歩いていると、ほどほどの気分になれて、それもその当時だけのものかも知れない。
  ちょうどお祭りのときにも、行った。しかし、そのときはさすがに人が多すぎた。もう梅の時期もおしまいという、4月の頭に行ったこともあって、これもなかなかよかった。まだかなりの梅は咲いていて、サクラと違って梅は長く持つものであることを実感した。

  梅は、この辺りでは3月の半ばころに見ごろになって、ときにそれが4月にずれ込み、サクラと同時に満開になるということにもなる。まわりが、この梅とサクラで真っ白という感じである。また、黄色い花も、菜の花もレンギョウもこのころ咲いて、何とも奇妙な感触がただよう。この時期から、木の芽時というものがありそうで、遅かった春と、色付く自然に、ちょっと脳の方もめまいを起こすようである。木の芽時、なかなかいい言葉である、その前に花粉症が本格的になって、これらが同時に重なると、さて一体どうなるのだろうか。


  小さく、あまり変化のない梅。



  ちょっと元気で、早咲きの梅。日当たりがいい。これは、2月10日のもの。これを、そういえば見にいっていない。




  これは、きのうのあるところの梅の様子。白梅だが、こちらの方が蕾は固い。ここの、紅梅に近寄ろうとしたら、なんと、ずぼずぼ雪が沈んでいってこれはかなりな雪の溜まり場を越さないと行けないことがわかった。たぶん25cmくらいは残っている、そうゆうところの先に紅梅はある。反対側からも見えるが、近くには寄れない。  

凍てつく、キハ120(2)

2008-02-16 16:04:51 | 鉄道
  ちょい鉄のレールです。
  凍てつく、キハ120(1)の、続きです。

  キハ120の2両編成の、全体の様子を忘れていました。




  2月13日は、まだ雪の降り始めの日であって、
  翌日2月14日がひどかったようです。




  車両と車両の連結部分です。この辺りにも、かなりあちこち
  雪がこびり付いています。




  車両の連結部分の上に見えるバックミラーの辺りをねらっています。
  ミラーにツララ(氷柱)が出来ていて、これが印象的でした。




  向こう側に見える車両を、正面から見たもの。
  車両番号は、キハ120-349です。こちらを先頭に走って来ていて、
  よって先頭のヘッドマークにも雪が凍り付いて、
  本格的な、雪のキハ120、の感じが出ました。

  風が弱かったので、よかったです。これが吹雪いていれば、
  とてもここまではやれなかったと思います。

凍てつく、キハ120(1)

2008-02-16 15:48:23 | 鉄道
  こんにちは、ちょい鉄のレールです。
  まだまだ、ちょい鉄を頑張ります。

  高山本線を走るディーゼルカー、キハ120は、さすがに寒いところを
  走っているので、その姿は雪をまとっています。そこのところを
  すこし詳しく撮ってみました。

  まずは、キハ120-344の正面です。




  雪がかなり降っていると、どうも画面もちょっとぼんやりするんですね。
  右側に見えるのは、すでに入線している、特急『しらさぎ』です。すでに、
  ここに写っていました。




  前面の連結器を拡大しています。




  台車の部分です。少し暗く、ここはもう少し明るくするところでした。




  床下の、機械部分。ディーゼル駆動らしい感じのものを選んでみました。
  この雪の付き方から、かなり雪があって、
  冷え込んでいることがわかります。

  ここで一旦、終わりにします。

雪の中の小動物

2008-02-16 07:09:33 | 散策
  朝のお天気、雪。かなり溶けたが、新雪がまた積もって、今も降っている。風は南から、弱い。アメダスの6時の気温、マイナス1.3℃、積雪15cm。室温4℃、この辺りの積雪、10cm前後。

  夜から朝にかけての降雪量の予測が出るが、どうにか少ない方でおさまっている。ただ、山に近い方では、2、3倍ではすまず、ごく普通に50cmくらいは降っているようだ。山の上では、これは沢山としか言いようがない。

  雪の道を、少し歩いた。その前の2日間は、一番短い距離のもので、これはただ歩いただけ。きのうは、すこしよそ見をした。まーそれにしても、何もかもが真っ白な雪に覆われてしまって、あーあそこに菊があって、そこにキャベツがあってと思う。キカラスウリは、まだぶらさがっている。風が弱いからかも。
  田んぼに海鳥らしきものが2羽いる。普段は見かけないが、田起こしなどのときは見るような気がする。冬の海の鳥って何を食べているのかよくわからないが、この雪の田んぼに来て一体何を探しているのか。人の気配を感じるとさっと飛んでゆく。

  道路にセキレイらしき小鳥が、かなりゆっくり歩いている。この鳥こそ、何を食べているのかよくわからないが、いつもいるようで、しかし目に止まるのは冬である。人が歩いていても、なかなか逃げない。常に、尾っぽを振っている。歩くのが好きな鳥である。元気だと、ある範囲を超えるとさっと走るか、飛び立つが、きのうのセキレイは、そのこともやらなかった。こちらの動きも緩慢なものだから、あまり危険性を感じなかったのかも知れない。2mくらいまで近づく。こんなことを、道路のよく車が通るところでやるのも危ないが、それくらいこのセキレイ、ハクセキレイかは、ゆっくりと移動した。最後まで飛ぶことはなく、ちょこちょこ歩いて、この奇妙な観察は終わった。よっぽどこのセキレイもお腹をすかし、それに弱っていたのだろう。

  雄大な鳥は、これはトビくらいしかいないが、この鳥も餌探しに苦労している。のんびりと飛び、ときにカラスに追いかけられるが、ひらりと、その追跡をかわす。遊ばれているのは、カラスの方でこうゆうときは気の毒に思う。
  トビは、小動物を食べている。そのはずで、しかし何かを捕まえてそれを食べているところなど、なかなか見ることはない。最近は、TVのアンテナなどに止まっている。そこから、この真っ白けの田んぼを眺めているが、さすがに、飛び出す気配はない。トビも、この寒さと、餌探しに窮している。

  最近のワンちゃん、歩いている道で見かける2匹はどうか。ときに、段ボール箱に体を丸めているときの姿は、かわいいと言ってよく、しかし寒すぎると、我が家の中に入っているようだ。でも、ときにかなり寒くても、外に出たままでいる。犬の散髪はどうしているのか、ふと疑問に思った。