光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

雪は、マジシャン

2008-02-14 19:04:16 | 散策
  また雪の話し、もういい。そう言われそうで、ちょっとやりにくい。さらに、今年は、2年前の大雪が降った冬のように、全国的に寒く、またあまり降らないところで、もう雪は降りました、ということがあるから、なおのことやりにくい。
  それで、久しぶりに朝から雪かき、雪の移動を少しやった。あまりやりたくないが、ちょっと道を開けないといけない。変化のない時間を過ごしているようで、違う。幸い、雪は軽く、それゆえ特に寒さに問題がなければ、子供さんと一緒に、雪かきをやるのに適した雪のようで、それは、綿菓子のような雪であった。

  新聞に、まず初めての雪かきの景色が載る。お父さんに混じって、プラのスコップを持った小さな子供さんが、えっちらおっちら、雪かきをやる光景は、まことに微笑ましく、だが、そのうち、雪はだんだん里に下りてくるから、今度は自分が、その子供さんと同じようなことをやらないといけない、そうゆうことに気付くのであるが、それが年々遅くなる。そのうち、雪かきをしていた子供さんは、スキーやスノボの選手になったりして、もう雪かきはやらなくなったりする。雪を求めて移動したりする。こうして、また、1年が過ぎる。
  忘れていた、雪かきのとき、が来て、あーっと溜息を付き、さらに、どうするか躊躇する。一晩ゆっくり眠って考えるか。

  この雪で、空やら、鉄道やらの便は大いに混乱した。高速道路も速度制限が当たり前になって、まだ動けただけましということになる。まったく、雪の力というか、存在は恐ろしいものである。ただ、ふわふわ空から舞って来る、つかみどこのないもので、人は右往左往して、最後に天をあおぐ。
  あるところで、ゆっくり走らざるを得ない状況にあった。これは、特に雪が降るところだから、それようの、スノータイヤとか、雪仕様のタイヤ、雪用のタイヤなど言う、ものを装備していても、雪がひどく降り、あるいは路面が凍結すれば、走りはゆっくりになる。普段の半分か、それよりもゆっくり目になって、これは全国共通だろう。特に、凍結すると、これが如実である。人が歩く感じに近く思える。

  ふと、上空を見る。そこのところに、巨大な鳥のようなものが見えるが、どうも金属で出来ているようだ。まだらっこしい言い方は止めて、少し遅れている、着陸体勢に入ったジェット旅客機で、羽田からのもの。B767である。この距離だと、裸眼でも十分迫力がある。少し、機体を上にむけながらゆっくり、雪の降る空を移動している。この先には、滑走路があることはわかっているが、はたして視界はどの程度あるのか、心配になってくる。雪の、ある時間にしか遭遇できないものであるが、これなども、かなり高度な技術とともに、人間の勘というものもプラスされて、最後に着陸が可能になるのではないか、と思われる。地上も空も、この雪によって、かき乱されてしまう。ここで、いかに冷静な判断が必要で大切か、痛感させられる。
  雪は、マジシャンでもあり、ときに雄大なあるいは華麗な景色を見せてくれるが、これに対して、また人も、マジシャンにならないといけない気がする。人の場合は、ちゃんとタネも仕掛けもある。これに則ってやる。しかし、雪の見せるマジックのタネはそう簡単に、わかるものではない。このマジックはより高度に変化してゆくようにも、思える。
  雪は、決して侮れないものである。


  雪のいっとき。変化は、ほとんどない。いつもと同じ。



  朝は、かなりこんもりと木々の枝にも雪は付いていて、また降り続く感じがあった。幸い、軽めの雪で、溶けるような条件が揃うと、意外にあっさりと消えていく。




  大木のケヤキには、雪がこびり付いている。気温はまだそんなに上がっていない。モクモク、煙が出る。




  晴れ間が出るときがある。枝だけになった木々に雪が形を変えつつ花を咲かせる。雪がマジシャンだと思うときで、またこの青空も透明である。
  これがちょうどいい。これ以上降らないように、お祈りをする。

特急『しらさぎ』は、行ってしまった

2008-02-14 10:00:00 | 鉄道
  こんにちは、ちょい鉄のレールです。

  まずは雪の様子、断続的に降り続いています。晴れ間も出ますが、
  雪の降っている時間が長いです。積雪は20cmはもう充分あって、吹き溜まり、
  あるいは、溶けにくいところでは、30cmは、あると考えて
  問題なさそうです。
  雪は、ふわふわのもので、重さはあまりないですが、この雪を動かすのは、
  効率が悪そう。圧雪されたあとも、非常に歩きにくい感じです。
  
  アメダスの9時の積雪は16cm、気温は、0.5℃です。

  
  ちょい鉄に戻って、きのうの大きな失敗の一つ。
  この駅を始発とする、名古屋行きの、特急『しらさぎ』はすでに
  入線していて、しかし、それに気が付かなかった。他の
  車両の影になっていて、アナウンスと、車掌さんが吹く?
  発車の合図を聞いて、それから、どたばだ走った。




  気が付いていないから、余裕で駅とレールの様子を見たりしている。
  でも、『しらさぎ』は2番線に停車していた。




  階段を登り切って一旦あきらめたが、しかしやっぱりボタンを押した。もうかなり遠い。残念。




  あー、行ってしまった。わずかに、その『しらさぎ』の顔が残っていた。
  
  何、今度は、もうすぐに、特急『はくたか』が来る時間、アナウンスが響く。
  と言うことは、元のホームに戻らないといけないのか。
  また、急いで、階段を下りる。停車時間はわずかだ。

新しい白銀の世界

2008-02-14 07:14:30 | 散策
  朝のお天気、雪。間違いのない、間違いようのない雪。風は雪が舞う程度であって、これが本当の雪の降りかた。この辺りのだが。アメダスの6時の気温。マイナス1.8℃、積雪18cm。室温3.5℃、この辺りの積雪、15cmから20cm、この冬最高である。

  きのう、あるお店、スーパの方で、ある年配の方が、寒いですね、と言われたので、ちょっと余裕を見せて、これはまだ序の口で、明日はもっとひどくなりますよ、など言ってしまった。これが、誤りの元だったか。

  もうさっさと休むつもりが、IE7が出たので、前から出ているが、きのう、普段は使わないそっちのPCに導入してみた。これが、普段使わないPCで、今のところよかったと思っている。寝つきもよくない。

  ときどき起きる。寒いことはないが、外の白いものが気になる。ギョ、また増えているか。これは、いよいよだ、本物だ、など思う。

  もう朝に近い、ギョギョ。もう一つ、ギョ。来た来た、本物が。あー、少し頭がヅキヅキする。あの白さだと、確実に10cmはある。いや見かけだから、15cmはいっていて、下手すると、20cmか、こうなると、もう眠れない。いつもカチッとなるはずの目覚ましが、ならない。このあとに、本物のベルがなる。よって、鳴るかどうかそのままにして、ある時刻を待つ。鳴った、と言うことは機械は正常。ウー寒い。しかし、まー今日は慌てることはない。慌てることも出来ないが、しかし少し雪をどけないといけないか。除雪の音はしない。静か。

  父が少し声を出しながら眠っている。かなり、水分で濡れているが、後ろから抱きかかえて起こす。無事立ち上がってくれた。よかった。それで、着替えだが。これが面倒、同じことを書いている。そして、同じように、あれがない、これがない。そして、なぜこんなところのボタンが止まっているの、という声も出る。毎度のことなのだが。しかし、今日は父は不機嫌ではなかった。いつもより時間かかって、どうにか終了。ま、私は、あまり大したことはやってないが。脱がせるより、着せるほうを担当している。20分かかり、ここに来るのも遅れた。

  今日の雪はどの程度になるか、しばし様子をみないといけない。それでも、まー、今のところ20cmでどうにか止まってくれたことに感謝しないといけない。先はたぶん長い。