光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

雪の街路と

2008-02-13 18:59:03 | 散策
  すでに薬局にいる。朝の時間としては、もう早くはないが、それでもあわただしい感じが残る。
  ある周期で、薬局のことから話しが始まる。これは、そこに行っているからでしょうがないことで、またかなり現実味のあるものでもある。その前に、ちゃんとお医者さんに会っている。

  一番近くの薬局で、でもなぜか今日はお客さんが少ない。私がいた時間は私だけであった。寒かったし、凍える朝であったし、これは簡単にものが運ばないのがそちらの方が、普通だろう。一枚多く着て、ぶかぶかになっただろうスタイルでしばらく待って、挨拶をしてそこを出る。外は雪が降るときと、それから晴れ間が出るときが交代でやって来る。幸いなのは、風が弱いことで、マイナスの気温であっても、それが体感的にはさほど、寒がりなのに感じなかった。雪もかなり溶けているし、またそれを溶かす目的の水、地下水であろう、も出ている。

  一枚多く、ここは重ね着で、スタートした。一体何しにゆくのか、ちょっと疑問であるが、それはさておいて、
  まずは、水の中を歩く経験をする。雪を溶かす水があふれるようなところもあれば、シャーベットになっているところもあれば、また雪がそのまま残っているところもある。長靴が必要か、迷ったが、短靴でいった。でも、これも底の厚いもので、何とか水がしみ込んでくる心配はなかった。それから、ツルッと行くかとも思うが、その心配は限られる場所のみである。すでに、そこに靴跡やら、自転車の走った跡がある。それ以外はほぼ新雪だが、さほど積もっていない。距離的には、10kmくらいここから離れているようで、でも積雪の量は同じくらいだ。また、歩道ではなくて幹線道路の方は、ほとんど雪はない。ただ、水たまりは多く、ときにバシャっと来る。それが、ちょうど5m先で起こっていてよかったと思う。

  人が歩いているか、微妙な時間である。一人、それから、もう一人。そんな感じだ。ときどき、内ポケットから、ミニカメラを取り出す。それで、寒いが手からそれがすべり落ちそうだが、どうにか、あるところへ向ける。太陽の光がまぶしく、一々、ここはどこなど確認しない。そのときの気温はどの程度か、アメダスの値は、マイナスの1.9℃とある。これでは、それほど寒いとは言えないか。しかし、寒さの影響って、その後に出るものもあるから、気を付けないといけない。最も、今回は、ほかに寄るところもあって、それゆえ、寒いのがどうのこうの、などいってられない。
  いつもの交差点に近づく。ビル街であるが、雪をどかしている人がいる。その先に、チョコのマークではなかった、ハートのマークを付けた、路面電車が走って行く。あー、と一言。もうすこし早くここについていればなー。感嘆するが、これはまーいいか。そこを南に回る。すると、その先は、街の大きな駅である。
  人の歩いていない、雪で彩られたところ、そうゆうところが残っていて、これは、なかなか美しくまずは、ここから、本格的にボタンを押す。風はないから、かなり楽である。

  雪を溶かすために、水が湧き出る装置があって、これが雪国では珍しいといわれるものである。本格的に冷えるところでは、溶けた水がまた凍ってしまう。よって、こうゆうものはないらしい。



  これは、ライトレールの軌道に沿うように取り付けられたもの。水が元気よく飛び出しているのがわかる。これが、普通の道路にもあるし、また住宅街にもあって、ときに、傘を下側に向けて差さないといけない。

  雪化粧。



  すこし晴れ間も見える。何より、ただただ白いところがあって、いい。右側には、人の歩いた跡がある。




  さらに、左によって、ライトレールの軌道に接近する。0600形はしかし、まだやって来ない。この先を歩いてみた。なんか、悪いことやった感じ。




  道路を横断して、あるところに来ると、すこし高くなっている、またまた足跡のないところに。これも、普段気が付かないようなところだが、記念で。

  流暢なことを書いてきたが、これからまた雪が降り積もるようで、夜だからこれが怖い、明日の朝にどうなっているか、心配になってきた。早めに、いつもよりさらに早めに休んで、そうゆうことにしておかないと。   

新雪の朝は、静か

2008-02-13 07:05:16 | 散策
  朝のお天気、雲りベースで、ときに雪。風は弱く穏やか、だが、吹雪くことも考えられる。アメダスの6時の気温、マイナス3.5℃、積雪3cm。室温、3.5℃。この辺りの積雪は、3、4cm。

  きのうの夜から、雨風。一旦おさまったが、夜遅く、また風雨が強くなった。紙と木で出来ていて、それでもって、なぜかときにガタガタ揺れる感じは、あまりよろしくない。揺れるのは、さほどでもないが、強い風の起こすあの音が心地よくない。音で、恐怖はあおられる。いらぬことを想像する。
  雪が降り出すには、まだ時間が必要な気がした。今頃、この強い風では、雪の降り出しはすこし遅れるだろう。そう思うがもう布団の中だ。夜中に起きる。

  外を見る。窓ガラスは曇っていてはっきりしないが、どうも屋根が白くは見えない。ちょっとわからないが、白ではなさそうである。少し安堵。風も弱く、もうあの嫌な、恐怖を呼び出す、誘い出す音はない。
  明かりが付いていて、しばらくそのままだった。3分くらいたって、気が付いた。3分のはずだが、なぜか、目覚ましのカチッという音がした。もう、あれからそんな時間がたったのかいな、もう起きる時間か、それはおかしい。布団から、頭を出す。明かりが付いていて、まだ丑三つ時のようである。なぜか、急に、時計の針がくるくる回り始めた。弱ったなと思うが、これは過去に経験があって、もう電池の残りがないですよ、という合図である。同じ時計がもう一台あって、これを持ってくる。やっぱり、丑三つ時だ。回り始めた時計は、短針は360度回転して、また丑三つ時で止まった。長針はどれくらい回転したか、すぐには計算できない。回転し始めて、ドキッとさせた時計は、また正常になり、2個の同じものが仲良く並んだ。達磨みたいで、笑った。

  もう朝である。丑三つ時に雪はなかった。だが、もう朝という時間、起きると外は 銀世界、白銀の世界である。道路の路面も真っ白。車の轍も目立たない。新聞配達の車がいつも、その轍を残してゆく。ここの入り口で、ターンしていって、その後がちゃんと残る。しかし、今日は、それが見当たらない。しかし新聞は、ちゃんとポストに入っていて、すると雪の降り出しは、かなり今に近い時間になる。4時ころからかも知れない。それにしても、この寒いときに配達は大変で、その苦労を思う。こうゆう時だけだが。

  最後に、歯ブラシを口に入れた瞬間、ガリッときた。歯ブラシまでが凍っていた。その歯ブラシは硬めではなく、普通のかたさのもので、これもお湯にさらすと、いつもの、「ゆるゆる」の歯ブラシに簡単に戻ってしまった。これで、なぜるように、歯を磨く。きつくやると、痛いのである。
  今は、晴れ間も出ている。まことに美しい。美しいが寒すぎる。大体が、こんなものである。