名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

生活保護者数が60年ぶりに最多を更新

2011-11-06 16:13:51 | Weblog
2011.11.6(日)
 今朝の新聞によると、今年7月に生活保護を受けた人が、1951年度の204万6,646人(月平均)を超え205万人を突破した模様で、過去最多を更新した。
 受給者数は51年度の最多以降は経済成長とともに減少していき、95年度には88万2,229人と底をうった。その後、不況などにより受給者数は増加に転じ、08年のリーマンショックを引き金に急増した。景気の悪化や非正規雇用に伴う失業、高齢化の進展などが主な要因という(中日新聞)。
 地元の名古屋市でも、08年のリーマンショック以降急激に増加し、08年の被保護実人員2万9千人台から09年には3万6千人台へと大幅に増加している。09年の保護率で見ると、19の指定都市中名古屋市は11番目となった。大阪、札幌、京都、神戸などは保護率が極端に高い。
 景気が悪くなると税収が減る一方、生活保護世帯が増えて支出は増える。生活保護費は義務的経費だからその支出を抑制できない。国家財政にとっても地方財政にとっても景気を改善し、保護世帯を減らすことはいつの世も喫緊の課題である。
 こんな時、金持ち優遇の一律10%の減税の意味するところをあらためて考えてみるべきであろう。

久しぶりの釣行ー丹生沖で釣り友が大マダイ

2011-11-05 22:26:54 | Weblog
2011.11.5(土)
 釣り仲間との年間計画による釣行がここ3回ほど天気や仕事の関係でできなかったが、久しぶりに実行できた。
 名神小牧インターを朝9時半に入って、昼までに敦賀半島の丹生港から出船する船に乗るいつもの行程である。
 今日の釣り仲間は4人、到着するまでは穏やかな日和を思わせたが、着いたとたんに雨がぱらつき始めた。しかし、小雨程度だし、風や波は殆んどなし、合羽さえあれば問題なしの「釣り日和」である。
 釣り座はたとえ4人といえどもくじで決める。筆者はあいにく左舷みよし(前方)で、完全ふかせ釣りにはよくない。この席の位置で、その日の大物、数がほぼ決まるといってよい。小さな船の中で釣り座の占める役割はそれほど大きい。
 30分ほど走った最初の釣り場は全く当たりなし、船長はすぐにあきらめてさらに30分ほどの沖合いまで出た。とも(船の後方)に座った二人は完全ふかせ仕掛けと天秤仕掛けの二刀流、みよしの筆者ら二人は天びん仕掛だけの釣りである。天びん仕掛けにチダイ、レンコダイ、コダイ(小マダイ)などそれぞれに来たがなかなかあとが続かない。しかし、ともの完全ふかせに40センチオーバーのマダイが来た。
 天びん仕掛の筆者には上記のほか40センチのウマズラハギが来たのみである。そこで潮の流れから筆者の位置からでも完全ふかせ釣りができると見て、仕掛を変えて出したところ早速35センチのマダイが来た。完全ふかせ釣りの効果である。
 今日の圧巻はともの二人に来た大マダイである。T・H氏の天びんになんと80センチが上がった。また、とものS・H氏には完全ふかせに64センチと66センチの大マダイが来た。念のため、この大きさは船長の目分量である。必ずしも正確ではないが、ほぼ正確でもある。メジャーがあるのでそれで測ろうとするものなら、たちまち船長から「俺のはかりは間違いない」、と叱責されてしまう。
 そんなこんなで、みよしの二人は家で食べる程度のみやげであったが、ともに座った二人の釣友は大満足の釣行であった。

3人もの子供を死なせた飲酒運転事故の上告棄却

2011-11-02 20:45:35 | Weblog
3人の子供を死なせた飲酒運転事故の上告棄却
2011.11.2(水)
 今から5年前の2006年8月、福岡県海の中道大橋で、飲酒運転をしていた当時福岡市職員(22歳)の男が会社員の車に追突して海に転落させ、その車に乗っていた幼い子供3人が死亡するという事件があった。
 追突後、男は逃走を図ったが、逃走をあきらめ水を飲むなど飲酒運転の隠蔽工作を試みた後に身柄を確保され、翌日逮捕された。男は複数の店で飲酒をしており、飲酒量もビール数本に焼酎数杯と、相当量の酒を飲んでいた。
 一審では、業務上過失致死傷罪のみを認定し、懲役7年6月としたが、検察が控訴し、二審では危険運転致死傷罪を認定し、道路交通法違反と併合して懲役20年の判決を下した。
 その上告審の判決が今日(11月2日)最高裁であり、上告を棄却する決定をした。これにより、男の20年の懲役刑が確定した。
 当然の結論である。被告の弁護人は「飲酒運転の影響は全くなく、途中の追突もない正常な運転で、わき見が原因であった(飲酒運転が原因ではない)」「被害者の父親は居眠り運転をしていた」などと主張していたというが、盗人猛々しいとはこのことだろう。
 事故を起こした男性は複数の友人・知人に身代わりを頼んで、断られていた事実も当時明らかにされていた。さらに事故後に男性に大量の水を飲ませて、飲酒運転を隠蔽した22歳の男性まで現れて、この男も逮捕されている。
 弁護人は、最高裁の上告棄却の決定に対して、論理と理性を放棄した判決だと批判していたというが、まるで追突されて3人もの幼い子供を殺された方が悪いといっているようなものだ。こんな弁護人の存在そのものが信じられない。
 この事件を契機に、飲酒運転事故は重大な社会問題となり、飲酒運転とひき逃げの罰則が強化された。しかし、悲惨な事故の割には被告の受ける罪は概して軽く、生ぬるい傾向にあると断じておこう。