名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

大相撲崩壊の危機はらむ仰天の八百長発覚!!

2011-02-04 10:02:05 | Weblog
2011.2.4(金)
 大相撲内部での野球賭博問題が一区切りついたと思っていたら、今度は勝負に八百長があったというとんでもないことが証拠つきで明らかになったというから驚きである。
 八百長問題はずっと昔から噂があり、特に週刊誌などからは格好の特集記事として取り上げられてきた。こうした外部からの指摘や内部の力士による八百長告白に対しても、相撲協会は名誉棄損で訴えるなどして頑強に否定し続けてきた。スポーツにおける八百長はあってはならない根幹にかかわることだからということを、協会としても認識していたからであろう。
 それが今回は、明快な証拠を突きつけられて3人の現役力士が八百長を認めてしまったのである。明るみに出た発端は、昨年の野球賭博問題にあった。事件の捜査のために押収されていた携帯電話機を調べているうちに、現役十両力士ら4人が勝ち星の売買をしていたことをうかがわせる生々しいメールのやり取りを発見したというのである。その内容はテレビや新聞などメデイアで詳細に報じられている。力士らも過去のメールのやり取りまで、記録として残ってしまうとは知らなかったのであろう。便利な機器の発達のお蔭でとんでもない番狂わせにあってしまった。
 こんな証拠を突きつけられては、相撲協会側もさすがにぐうの音もでない。早速、外部委員による特別調査委員会を設置して調査に入った。野球賭博では大関の琴光喜関などを解雇で対処したが、今回は最も重い除名にする方向で検討している模様である。
 しかし外部からの協会に対する厳しい声は日が経つにつれ増幅している。日本相撲協会の公益法人認可を取り消すだの、総理大臣杯の授与を見送るだの、それ以前に春場所の開催自体も難しいだの、さらには『国技』としての大相撲の存亡にも発展しかねない勢いである。
 日本人の悪いところは、何かことが起こるとある流れに乗せられてトコトン追いつめる癖がある。確かに八百長などというものは、真剣に闘っているものと信じて楽しんでいる国民を180度裏切る背信行為であることはいうまでもない。
 だから今回は、春場所など開くことなく、真剣に考え、今度こそ徹底的に膿を出し切って新生大相撲に生まれ変わるという理性ある大人の解決策を見せてもらいたい、と願わずにいられない。