田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

背中がスウスウシタ 麻屋与志夫

2014-10-07 08:10:31 | ブログ
10月7日 火曜日

●みように背中がスウスウスル。

寒気が――する。

えっ、これってなんだ? 

と思ったらリックを背負ってくるのを忘れていた。

●「こんなことは、初めてだ。いよいよ、ウロが回ったのかな」

「そんなことないわよ。わたしなんか、ショッチュウジヤない」

いくら慰められても、ダメだった。

安喜亭さんの前まで来ていた。

家に帰るのも億劫なのでそのままベニマルに向かった。

●でも、それからがたいへんだった。

いよいよボケがはじまったのか。

物忘れがひどくなって、小説が書けなくなったらどうしょう。

絶対的な自信のあった記憶力。

それが……いままでこんなことはなかったのに。

やはりどう考えても――考えなくても、これは――。

●フアンというよりも恐怖に襲われた。

それからは、いつもは饒舌なのにしょんぼりと俯き、華奢なカミサンの後について歩き続けた。

●考えてみると、物忘れをしたことがない。

●もうこの歳になったら、あまり完全であることはないだろう。

これからは、失敗したり、物忘れしたり、ムダに完ぺきであることはない。

●歩きながら、じぶんを慰めた。


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苦境に立たされたとき読書に救われますよ  麻屋与志夫

2014-10-06 09:31:47 | ブログ
10月6日 月曜日

●読書の秋。

食欲の秋はわかるが、読書の秋は――わたしの周囲を見渡した限りでは実感がわかない。

●子どもの頃からよく本は読んだ。

「目が潰れるよ。あまり本を読まないで」

と母に言われるほどだった。

現在わが陋屋にはどの部屋も床が落ちるのではないかと不安になるほど本が山積している。

もうこれ以上は本を置くのはむりだろう。

こうなったら一念奮起して一部屋増築したい。

などと懐具合も考えず絵空事に身をゆだねている。

●それにしても、よくもこう本を読まないものだ。

と感服するほど本を読まない。

●受験勉強のせいにする人がおおい。

それもあるだろうが、本を読むより刺激的で面白い媒体が数ある昨今である。

人間はおもしろくないものにはキョウミを持たない。

快楽をともなわないものには魅力をかんじない。

●でも、それでいいのだろうか。

子どもを思うように育てることが出来ず悩んでいる親がおおい。

解決は読書の経験があるかどうかで、決まっていくような気がする。

あらゆる英知は本の中に凝縮されている。

若いときからの読書体験が苦境をすくってくれる。

とまぁ、わたし的には考えている。

●子どもが陰惨な犯罪に手を染めた。

その責任をとって親が死を選択する。

悲しいではないか。

あまりに悲しすぎる。

●花は実を結ぶためだけにあるわけではない。

花は花として立派に咲き誇ってこそ花。

そんなことを考えさせられるような事件が起きている。

親たちも苦境を耐え忍びのりこえる思考能力を身につけるべきだ。

それには読書。

それ以外に手はない。

●読書の秋。

本を読んでください。

思わぬ苦境に立たされた時に助けに成りますよ




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中間試験頑張ってるかな 麻屋与志夫

2014-10-05 04:42:33 | ブログ
10月5日 日曜日

●昨夜はHで会食。

M、K、Oの諸氏と話が出来て楽しかった。

栃木県の文壇の近況が聴けた。

●家にもどってみると、カミサンが火傷をしたと嘆いていた。

アロイをつけたら、だいぶよくなったわ。

カミサンの話をききながら、晩酌一合。

●ひと寝入りしてから、大森クンからかりた文庫本を少し読む。

●ブラッキはわたしのベッドで寝ている。

はやくリリとの共棲になれてよ。

どうしたら、あとから来た子猫となかよく暮らしてくれるのだろうか。

猫の気持ちは不可解だ。

●中学生は中間試験の中だ。

みんな頑張ってくれているかな。




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心はいつも曇り空  麻屋与志夫

2014-10-04 14:38:28 | ブログ
10月4日 土曜日

●蒸し暑い。

どんよりとした曇り空。

「まだすぐには、降りださないわよね」

「今日一日はだいじょうぶだろう」

カミサンはそれでも空を見上げながら洗濯物を干している。

外目にはのんびりとした老夫婦の日常の会話だ。

●わたしはこのところ「クノイチ48帝都の闇に散る」の改稿でいそがしい。

もっとも焦りがあるから、いつでも頭の中はあわただしいのだ。

新作が思うようにいかないからかもしれない。

こんなことが、死ぬまでつづくのだろうと思うと情けなくなる。

●小説にたいして、特に方法論では、決定的な価値観をもてないでいる。

この書き方でいい。

この文章でいい。

この内容でいい。

そういったことが、決められないのだ。

これでは自己嫌悪におちいっても仕方のないことだ。

●ブラッキはあいかわらずリリをきらっている。

リリが近寄るとすさまじい鳴き声をあげる。

カミサンが目撃したのだが、庭のあちこちにブラッキがマーキングしていたというのだ。

じぶんのテリトリーにふいにあらわれたリリに「ここはわたしの家よ」と主張しているのだろう。

きらいなものは、きらい。

いやなことは、いや。

潔癖にいいはるブラッキがうらやましい。

●わたしは、この小説は、おもしろい。

あれもいい。

いつも価値観がブレている。

●だから、ダメなんだよな。

だからこころはいつも曇天。

曇り空。

 
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朝から原稿の手直しをした 麻屋与志夫

2014-10-03 07:06:05 | ブログ
10月3日 金曜日

●4時に起きた。

空は薄明るくなっていたが、古賀志山の方角に霧がかかっていた。

もちろん山影はみえない。

気になっている「クノイチ48帝都の夜に散る」の手入れを始めた。

この作品は「さすらいの塾講師」の第3部に当たる作品だ。

全部書き上がれば1000枚位になる。

さすがにシンドイ仕事になっている。

はやく完成させたい。

●今日はゴミの収集日だ。

椿の木を切って束ねてあったものを出しておいた。

カミサンが孤立無援で作業をしていた。

ということはわたしは手伝わない。

近所のひとが見かねて助っ人に来てくれた。

うれしかった。

隣近所の人との付き合いがうまくいくのはカミサンの美徳だ。

わたしは朝から晩まで書斎にこもっているので、どうも人と話をするのは苦手だ。

●8時までパソコンにむかっていたら目が痛くなった。

すこし横になった。

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今朝のキッチンであったこと。麻屋与志夫

2014-10-01 05:41:55 | ブログ
10月1日 水曜日

●朝5時起床。

階下のキッチン・スペースに入っていくと、なにかしらフンイキがいつもと違う。

暖かい。煮物の匂いがしている。

●レンジに鍋がかかっていた。

蓋を開けようと、さわったら熱くて取り落としてしまった。

ガチャンと大きな音がした。

ひやりとした。

瞬時にすべてさとった。

●レンジはまちがいなく切ってある。

ということは、カミサンが眠れなくてこの鍋でオデンをついさきほどまで、煮詰めていたのだ。

ブラッキが夜カミサンのところにいって起こしてしまつたのだろう。

この処、不眠症気味の彼女だ。

もう眠れなくなって、キッチンで眠れぬ夜を過ごしたのだろう。

●玄関の外で猫の鳴き声がしている。

ブラッキがうるさいので、カミサンに外にだされたのだ。

わたしは教室の引き戸を開けてあげた。

一晩外で過ごしたブラッキが、戸を開ける音を聴いただけで幽かな足音をたてて庭を横切ってきた。



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