田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

異界に住む楽しさ  麻屋与志夫

2014-10-23 09:08:09 | ブログ
10月23日 木曜日
●チガウ。

まったくちがうんだってば――。

絶叫したくなるようなオバアサンたちとの会話が楽しくて、この街に住んでいるようなもので、ハイ、ハイそうなんです、すごく刺激的な街にいるのであります。

●過日も、親友の飯田一雄さんが座長をつとめる「劇団にんげん座」の「六区の空の下に」を観劇するため浅草のゴロゴロ会館までカミサンと出かけることになった。

ブルックスブラザースの金色――リボンで吊るされた子羊のロゴの胸に煌めくをそれも金糸で刺繍されたポロシャツを着用におよんで駅に颯爽といそいでいると、知り合いのオバアサンに呼び止められた。

●「奥さんが、オシャレしてるんだから、旦那さんも黄色いユニクロのシャッでも着たらよかんべよ」

と推奨されてギャフンとしたものだが、価値観の全く違う異界に身を置くことは、目から★が飛び出すような驚愕をもたらしてくれるものだとただただ感謝した。

●カミサンは、この街にいると「すごく若く見られるわ」と、スーパーに行く道すがらよくのたまう。若く見られるのよと……喜々としてよろこんでいるのにはわけがある。

皺ひとつないなどと追従(ツイショウ)されたのだからムリもないが、こちらはGGだからひと目を気にしながらも、車がないから大きなリックを背負ってカミサンに追従(ツイジュウ)、アッシー君の役割をはたしているわけでです。

●スーパーなどでナスを手に取り「パパ、これどちらが新鮮かわかる。ヘタのところが水みずしいのがいいのよ。パパ聞いている」と若やいだ声で話しかけてくる段にいたっては、周囲のオバアちゃん&オジイちゃんたちはすわこそ「今流行りの年の差婚か、それともメカケか」と色めき立つ。

妾なんて言葉は都会では侮蔑用語にあたるのでめったに使われないが、ひと前で平気で女房子どもを罵るひとも多だいる街では当然のことながらよくみみにする。

●「チクショウ。うまくヤッテいるな。腹が立つぜ」とやっかみ半分。

こっちだって負けずに睨みつけてやったら、こちらの下半身めがけてカートが押し寄せてくる。

身の危険を感じて、素早くよけたつもりなのに、よろけてリンゴの山を崩してしまった。

床まで落ちた真っ赤なリンゴをカミサンがすくいあげ「パパこれ食べたい」周りの人は寸劇でもみているようにあ然としているのがおもしろくてGGはよせばいいのに、赤いリンゴに唇寄せて見せるサービスぶり――。

●カートの突進はこれぐらいのサービスではまぎらわせませんでした。

直進してくるカートをただただおびえ、立ちすくんで見ているだけでありました。

ドスン。

グシャ。

キュキュ。

擬音はおおげさでありますが、痛みはありませでした。GGはこれはもう、コチラが立っていたら折れてしまって大変なチン事になったことだろうとU18のみなさんにはあまり読まれたくない猥褻なイメージにかられたものでした。




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