田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

鹿沼クレーン車事故(2)  麻屋与志夫

2011-04-20 23:17:58 | Weblog
4月20日 水曜日

●プレスの人たちが鹿沼の街を蹂躙している。

●最初は東中学の定期試験撤廃のときだった。試験がない中学なんてユートウピアだ。というので取材陣がさっとうした。

●二度目は車の中での、水没死事件だった。

●今度で三度目だ。街は大変なことになっている。

●クレーン車で事故を起こした男は、前にも死亡には至っていないが、同じような事故を御成橋地区でおこしていた。

●報道陣が街なかを走り回っている。

●地元の人間なのにテレビからわたしは情報を得ている。なさけない。

●薬物ではないが、テンカンの治療薬を飲んでいたらしい。でもその薬を飲み忘れると居眠りするものなのだろうか。わたしにはわからない。やはり瞬間睡眠症候群なのではないだろうか。

●どういう決着をみるのだろうか。

●被害者の葬儀の場面がテレビでながれていた。なんとも痛ましくて、言葉をうしなった。

●こうしたことで、有名な街になることはもうゴメンだ。
 


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