田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

漫画ダッペナ。  麻屋与志夫

2013-09-25 07:56:19 | ブログ
漫画ダッペな

●最近、ふいに、この地方の方言が出てしまう。

「ダッペナ」

漫画にでてくるような、ダツペナというこのひびき。愉快だ。

歳を重ねるにしたがって、すっかり忘れていた方言。

子どものころ使っていた言葉が口をついて出てしまうことがある。

記憶とは、そうしたメカニズムがあるらしい。

古い記憶は確りと固定している。

新しいことはなかなか覚えられない。

覚えても、直に忘れてしまう。

それはみごとに忘れる。

●忘れっぽくなったことを気にするな。

歳に逆らって、記憶力がたしかだなんてイキガルと漫画ダッペナ。

と笑われるような言行を披歴することになる。

●アップセット。戸惑い。

間違いを指摘されて――。

あわてて訂正する。

ますます、間違いを重ねることとなる。

●モノ忘れしたら、いくらかボケ。

を。

よそおえばいいのだ。

「あれ、ボケできたのかな」とバックレレバイイノダ。

●初期の痴呆症だと思えばいい。

まちがったことを気にする。

気にすると、ますます記憶の糸がこんがらかる。

もつれてしまう。

●困りヤンシタ。

そうでヤンスカ。

このデヤンス。ヤンス。という語尾のなんとも言えないヒビキ。

やさしい方言にも興味がある。

もっともこのころでは、あまり耳にしない。

●拙作「妻の故郷」ではこのヤンスという方言を使ってみた。

評判がいいので気をよくしている。

●この地方には古老が守りぬいてくれたかずかずの伝承、伝説、言い伝えがある。

そうしたことを小説のなかで、生かしていきたい。

小説のなかに封印して残していきたい。

●方言はその地方の人を描写するうえでも欠くことができない。

●GGが朝から晩まで小説を書いている。

「年寄りの冷や水ダッペナ。笑っちゃうよ。漫画でヤンス」

自嘲気味にいうときなんか、この言葉はいいひびきをしているな。

心がやすらぐ。

方言には不思議な力があるものだ。





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