田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

「南国土佐を後にして」 故郷は遠きありて思うもの。 麻屋与志夫

2017-04-13 08:47:53 | ブログ
4月13日 Thu.

●「南国土佐を後にして」の若々しい歌声はいまでも記憶にある。生涯現役をつらぬいたペギー・葉山さんが亡くなった。GGと同年齢だ。

●あの歌声が街にひびくころ、GGはYGで、麻布霞町にあった「シナリオ研究所」に四期生としてかよっていた。木村正一だ。まだ麻屋与志夫というペンネームをつかいだす前のことだった。

●土佐の高知出身の和田澄夫君がいた。よさこい節をよく口ずさんでいた。埼玉大学の教育学部に在籍していた。それでアダナは「先生」

●野口恭一郎君は「神父」。九州の出。彼は後に出版社「竹書房」を創業して社長となった。

●板坂康弘(義彦)君は官能小説の大家となった。いまは台湾で隠居生活をしていると風の便りに聞いている。なんども「官能小説」でご一緒していたのに――。おたがいにペンネームで書いていたのでしらなかった。

●あのころ皆に再会していたらたのしかっただろうな。運命のいたずらか、研究所を卒業してから会ったのは松元力君だけだった。その松元君の所在はわからない。元気でいるのだろうか。

●わたしは志なかばにして都落ちした。青山一丁目の下宿から急きょ帰省した。
「都落ちだ」
 一丁目の地下鉄入口の靴磨きにつぶやいたところ。
「粋なことをしますね。ごくろうさまです」
 といわれた。GGのニックネームは「殺陣さん」。強面のサムライ面をしていたので、ヤクザとでもおもわれたのかもしれない。名誉なことだ。

●GGはヤングとしての終りの季節に知りあった友だちがむしょうに懐かしい。元気でいるものもいる。亡くなったものもいる。

●集団就職の、終りの世代でもある。故郷への想いはいまの若者とはかなりちがうようだ。『思いだします 故郷の友が 門出に歌ったよさこい節を』

●故郷は遠くから思っていたほうがいい。わたしは故郷に戻って来てからの苦労をいまだにつづけている。東京と故郷の間を行き来して生活しているが、筆一本の生活にはいまだに戻れないでいる。カナシイ。でも、現役完全復帰の努力はつづけている。

●いまのところは、浪人生活だ。主君(出版社)がほしいよ。だれか拾ってくれないかな――。

●ペギー・葉山さんの冥福を祈りながら、いろいろおもいだしてしまった。


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