田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

夢よもういちど    麻屋与志夫

2018-12-29 21:32:33 | ブログ
12月29日 Sat.

●今朝も寒い。朝からカクヨムに載せてある『異変の起きる街』の推敲。気になっている箇所があった。やはりこれではだめでしょう……などと独り語とを言いながら、読みかえしていると、結構そうした、ダメダナというという箇所がでてきて、気がめいる。

●『一将功成りて 万骨枯る』
ひとりの作家が賞を受けて華々しく文壇に登場したあとには、多くの仲間が無名のままおわってしまうという現実をGGは見て来た。

●書くことがよほど好きではないと、この仕事はつづかない。

●カクヨムはわたしたちにとって、一つの救いとなっている。発表したい。読んでもらいたいという欲求だけは満たしてくれる。

●わたしの場合は幸運だった。二十代で雑誌デビューを果たした。六十まで雑誌の仕事はつづいた。編集長が定年で引退した。わたしも田舎暮らしがつづきなんとなく若い編集者とのつきあいが疎遠となった。いつのまにか仕事がこなくなってしまった。

●このときつくづく思い知らされた。なにか賞を獲得し、読者の人気もある。そういう作家になっていればこんな憂き目にあわずに済んだはずだ。

●もうこうなったら書いて書いて書きまくる。忘れられた作家ではすまされない。まいにちパソコンに向かって苦吟する日々がつづいている。

●死ぬときはパソコンで小説を書きながら死にたいものだ。まだだいぶ先になるだろうが。

●むかしであったら、筆をにぎったまま……というところだ。


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