田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

かぎろい

2007-12-03 09:32:49 | Weblog
12月3日 月曜日 晴れ
●けさも美しい朝焼けがみられた。しあわせだ。元気に早起きができた。うれしいな。なんでもないことだ。かぎろい(春にかかる枕詞なのだろうか。こうした使い方がまちがっていたら、ゴメンナサイ)。曙光と書くより、カギロイのほうがなにかやさしさがあってすきだ。毎朝早くおきられる。かぎろいをおがめる。このなんでもないことの中にしあわせがある。

●わたしは還暦を迎えるまで万葉集がすきになれなかった。ところがある日、わが宿のいささむら竹吹く風の音のかそけきこの夕べかな 大伴家持 を読んだ。音のかそけき、かそけきということばのひびきに酔った。感動した。犬養さんの主宰する『万葉文学』に参加させてもった。万葉の歌と麻の係わり合いに関する随想を書かせてもらった。なつかしい思い出だ。

●いまでも、ときどき万葉集は読んでいる。これがまたたのしくてしょうがない。万葉集のたのしさを教えてくれた黒田青磁さんには感謝している。万葉文学のみなさんはお元気なのだろうか。あれからもう十年になる。

●ああわが娘、息子、孫たちよ。……万葉集のことを考えていたら詠嘆的になってきた。父は、GGはお酒に酔うだけでなく、文学にも酔っているのだ。お酒は慎み文学に酔って長生きするからな。いい作品をかきあげるからたのしみにしていてね。ちなみに、さくじつは一滴もアルコールは喉を通過していません。ご安心ください。

●きょうは、暇をつくって、しばらくぶりで万葉集を読もうっと。 

コメント
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