今回も、ジャパンハンドラーの情報を紹介します。
北米自由貿易協定大統領特別顧問代理 財務省ホワイトハウス特別研究員を歴任
・その貢献により、国防総省から「公共サービス殊勲賞」と「優秀公共サービス賞」を受賞
・アスペン戦略グループ・理事 学術誌『ワシントン・クォータリー』編集委員長
・戦略国際問題研究所・・上級副所長 国際安全保障プログラム部長 国際安全保障政策理事長
「公共サービス殊勲賞」、「ワシントン・クォータリー」、「アスペン戦略グループ」と聞きなれない言葉が並びますが、ネットで調べますと安全保障関係の専門家たちの間ではよく知られているようです。キャンベル氏自身も書斎の学者で無く、活動する国際政治学者でした。
・2007 ( 平成19 ) 年、キャンベルは国家安全保障問題を専門とするシンクタンク「新アメリカ安全保障センター」を設立し、最高経営責任者に就任
・また同時期、アジア地域での企業戦略について助言を行う「ストラットアジア社」も設立し、社長を務めた。
・2009 ( 平成21 ) 年、オバマ政権で東アジア担当・太平洋担当次官補に就任
・2010 ( 平成22 ) 年2月、韓国の金星煥外交通商相と会談。日本の政治について意見交換し、自民党と米国民主党は全然違うという内容に触れ、民主党と米韓との間の連携を強化していく方針を確認
・異例にもこの時キャンベルは、鳩山首相の頭越しに、菅直人財務大臣、岡田克也外務大臣と接触を図ることの重要性を金氏と確認していた
・この異例の外交方針がさまざまな憶測を呼び、2013 ( 平成25 ) 年2月に国務次官補を退任
・2019 ( 令和元年 ) 年6月、LIXIL ( リクシル ) グループ・取締役就任
注 1 : LIXILグループとは、株式会社LIXILを中核とする日本の企業グループ
注 2 : 主要業務は、 住宅用建材・設備機器の製造・販売
何を求めてそうするのか、日本企業の役員にまで就任しています。こうなりますとジャパンハンドラーは、得体の知れない諜報活動家にも見えてきます。名前が明らかになっていませんが、米国の利益のために働く学者の中には日本人も含まれています。もしかするとネット界で悪評の高いあの竹中〇〇氏は、こういう仲間の一人かもしれません。
さらにもしかすると、伊藤貫氏も疑えるような気がしてきます。彼もジャパンハンドラーたちのように、日本に厳しく、中国・韓国・北朝鮮に傾いています。自由民主党の議員を罵倒しても、殊更強調していませんが、共産党やその他野党の議員には言及しません。保守系と言われる読売、産経、日経を酷評しても、NHK、朝日新聞、共同通信社については悪口を言いません。
そうでないことを願いながら、キャンベル氏の最後の情報を紹介します。
・2021 ( 令和3 ) 年1月、バイデン政権で、アメリカ国家安全保障会議インド太平洋調査官兼大統領副補佐官就任
以上で、伊藤氏が喋ったジャパンハンドラー4氏の紹介を終わります。予定していなかったブログでしたが、事実を知った衝撃の大きさを持て余しそうです。たった4人のジャパンハンドラーの話ですが、名前が知られていない彼らは他に一体何人いるのでしょう。
ネットの情報を検索する日が続いている中で、何の偶然か興味深い新聞記事を発見しました。8月3日の静岡新聞に掲載されていた、共同通信社の配信記事です。千葉日報にもあるのかとわが家の新聞を確認しましたが、配信されていませんでした。反日新聞の同社は、扇動記事を一斉配信していると思っていましたが、どうもそうではないようです。
コメント無しに紹介し、どういう解釈をするのかは「ねこ庭」を訪問される方々にお任せいたします。
〈 2023.8.5 静岡新聞 〉
米国で対日政策に関与する知日派をジャパンハンドと呼ぶ。政府や議会、財界、学界に広く散らばる。太平洋戦争で勝者と敗者の立場に分かれ、その後一貫して日本の政策は米国の強い影響下に置かれてきた。
戦後78年の今、専門家は自らの現在地をどう見るのか。日米関係が成熟し、一部の知日派だけで対日政策を切り回す時代は終わったとの声もあった。地球規模の課題が増え、2国間だけでは解決できない問題も多い。日米関係の将来のありようは、長期的に中国が変数になる。(共同通信ワシントン支局長 堀越豊裕)
大きくまわり道をしましたが、次回から伊藤貫氏の動画へ戻ります。
4. 「伊藤貫の真剣な雑談 第4回 」 ・・「アメリカ人も呆れた、属国主義で核武装議論から逃げてきた日本の保守政治家達