ねこ庭の独り言

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伊藤貫の真剣な雑談 - 44 ( クリントン大統領の犯罪的政策 )

2023-08-17 13:58:00 | 徒然の記

〈 クリントン大統領の政策 〉

  1.  ロシア国有財産の民営化
 
  2. 「NATO東側不拡大の約束」破棄
 
 本日も前回の続きです。「祭りの薬売り」はこの動画に力を入れているのか、視聴者の知らない情報をたくさん披露します。嘘とも思えない話ばかりなので、身を乗り出して聞かされます。
 
 ・当時の国務省、財務省、CIAの担当官たちが、政府に何度も次のような報告書を送った。
 
   「エリツィン政権の経済政策は、ロシア国民に対する犯罪行為であるから、政府は彼らのこのような犯罪行為を止めさせて欲しい。」
 
 ということは、ロシアにいたアメリカの担当官たちは、ロシアの国有財産の国外持ち出しの犯罪行為に、アメリカ政府が関与しているのを知らなかったことになります。
 
 ・ところが報告書を受け取った政府の関係者たちは、全てを握りつぶした。
 
 こう言って彼は、関係者の名前と関連情報を視聴者に教えます。
 
   ・オルブライト国務長官   ・・ユダヤ人(ネオコン)
   ・ルービン財務長官     ・・ユダヤ人(ネオコン) 前ゴールドマンサックス会長
   ・サマーズ財務長官( 後任 )  ・・ユダヤ人(ネオコン) 元ハーバード大学学長
 
 ニコニコと笑いながら、彼は次の言葉をわざわざ追加します。
 
 ・偶然かどうか分からないが、ロシアで巨額の富を得た人たちの8割はユダヤ人だった。彼らは儲けた金を、イスラエルへ流し込んでいた。
 
 ・二重国籍を持つユダヤ人オルガーキーの名前は、ベレゾフスキー、グシンスキー、ボドルコフスキー、フリードマン、アブラモビッチで、今もロシアに残っているのはミカエル・フリードマンとローマン・アブラモビッチだ。
 
 ・オルガルキーたちの儲けた金はイスラエルを通じて、米国内のヘッジファンド、プライベート・エクィティイファンド組織へ送られており、この動きはオバマ政権、バイデン政権になっても続いている。
 
 ・現在アメリカ政府はロシア制裁のため、アメリカの全民間銀行に対しロシアとの取引を停止させ、彼らの取引内容を全て報告させている。
 
 ・ところが、オルガーキーたちが所有する米国内のヘッジファンド、プライベート・エクィティイファンド組織に関しては、この制裁を守らなくて良いとし、取引内容の報告も無用としている。
 
 ・つまり彼らだけは、ロシアの国有財産の民営化から生ずる汚れた金を自由に懐にできる仕組みになっている。
 
 彼がどこからこのような情報を得ているかと言えば、ジョージ・ケナンやキッシンジャーなど、反ネオコンのユダヤ系政府高官や国際政治学者たちからです。だから「祭りの薬売り」の結論は、当然のように民主党政権批判になります。
 
 「アメリカ政府がロシア人に約束した、〈新しいデモクラシーをロシアに作る〉という約束は、クリントン政権の単なる悪趣味なジョークに過ぎないことが分かった。」
 
 喋っているのは、クリントン、オバマ政権だけでなく、歴代の民主党政権がユダヤ系ネオコンに支配され、間違った政策を実行しているというのですから、「ユダヤ人陰謀論」に限りなく似てきます。7月10日に紹介した「ねこ庭」のブログで、彼は馬渕睦男氏との議論で次のように答えていました。

  ・ユダヤ人陰謀論にしても、ユダヤロビー論にしても、米国の政治に大きな影響力があると言う馬渕氏の意見は、半分くらいは正しい。しかしワシントンに長く住んでいると、3つの要素が考えられる。ユダヤ勢力論一つだけで全部を語るわけにいかない。

  ・3つの要素とは、「ユダヤ人勢力」「エスタブリッシュメント」「アメリカ国民」だ。

  ・まずユダヤ人の要素から見ると、アメリカで政治資金を出す余裕を持っているのは、国民の0.1%から多く見て0.4%である。この連中が、本当の政治資金を出している。

  ・この0.1%グループには圧倒的にユダヤ人が多いため、政治家はユダヤ人が怖い。しかしこの0.1%グループを見て、ユダヤ人が全部握っていると言うのは言い過ぎだ。

 彼は、アメリカ政府を支配しているのはグローバリストのユダヤ資本家たちであるという馬渕氏の意見に反対しました。しかし結局は、馬渕氏の意見を認めていることになります。その場の状況に合わせ、少しずつ意見を変えていく、要領の良い「祭りの薬屋」に過ぎないという感を強くします。

 次回は下記2番目の雑談を紹介しますが、読むのが嫌になられた方はスルーしてください。

〈 クリントン大統領の政策 〉

  1.  ロシア国有財産の民営化
 
  2. 「NATO東側不拡大の約束」破棄
 
コメント
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