ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

伊藤貫の真剣な雑談 - 59 ( 彼に関する情報)

2023-08-26 18:12:00 | 徒然の記

   9. 「伊藤貫の真剣な雑談  第9回 」 ・・プラトン哲学と国家の独立 ( R4/10/8 ) 

 10. 「伊藤貫の真剣な雑談  第10回 」 ・・伊藤貫X水島総特別対談 ( R4/11/12 ) 

 9.と10.を先に読み要点だけを紹介する予定なのに、今回も10.まで我慢できず 9. の紹介です。プラトンの名前がタイトルになっているように、雑談のメインは哲学・思想の世界史的な流れです。彼は、これを下記のように大きく4つに区分してお喋りします。

  1.  ギリシャ哲学と科学の時代 ・・真善美と徳の追求

    ・ソクラテス、プラトン、アリストテレス

  2.  キリスト教文明の時代 ・・神への帰依と信仰

  3.  啓蒙主義思想の時代 ( 18世紀  )・・人間中心主義、個人の欲望と権利、実利・実益の主張

    ・ルソー

  4.  帝国主義、植民地主義、民族主義、国家主義の時代 ( 19世紀 以後 )

 動画の要点を紹介しますと、7割が事実の説明、2割が「祭りの薬売り」の個人的意見、最後の1割が日本への悪口という構成でした。およそ240件ほど入っているコメントは、いつも通りのやらせなのか賞賛がほとんどです。

 彼の悪口へ反証するだけでは、レベルの低い退屈な「ねこ庭」になります。今回は彼の履歴に加え、周辺情報をウィキペディアで調べたので紹介します。

 ・1953 ( 昭和28年) 東京生まれ、現在69才。 東京大学経済学部卒業 日本の評論家、国際政治解説者、米国金融解説者

 ・ワシントンD.C在住 ビジネス・コンサルティング会社とロビィスト事務所で、国際政治・米国金融アナリストとして勤務

 ・姉は政治家の山谷えり子 ( 自由民主党・参議院議員 )

〈   彼が寄稿している新聞・雑誌 〉

  ・シカゴ・トリビューン  ロサンゼルス・タイムズ  セントピーターズバーグ・タイムズ

  ・コモンウィール  フォーリン・ポリシー  Voice  正論  表現者  表現者クライテリオン

〈   彼の著書 〉

  ・『中国の「核」が世界を制す』  2006年2月刊  PHP研究所

  ・『中国の核戦力に日本は屈服する 今こそ日本人に必要な核抑止力』2011年2月刊 小学館 (中国の「核」が世界を制す』の改訂版 )

  ・正論の2011年2月号に、田母神俊雄との対談収録

  ・『自滅するアメリカ帝国 日本よ、独立せよ』2012年3月刊 文春新書

  ・『歴史に残る外交三賢人 ビスマルク、タレーラン、ドゴール』2020年2月刊  中公新書

〈   彼の共著 〉

  ・『「日本核武装」の論点 国家存立の危機を生き抜く道』 2006年9月刊 PHP研究所

    鼎談者・・中西輝政  日下公人 平松茂雄  櫻井よしこ  西岡力 兵藤二十八

  ・『自主防衛を急げ! 日本人の覚悟 』2011年4月刊  李白社

 彼の著書や共著を紹介した理由は、この「日本人のクズ」の著作を出版している日本の会社と、彼を甘やかしている日本の保守言論人の名前を紹介したかったからです。中西輝政、日下公人、平松茂雄、櫻井よしこ、西岡力、兵藤二十八の各氏は、「日本人のクズ」の正体が見破れなかったのか、席を同じくして鼎談しています。
 
 彼が「祭りの薬売り」として動画に登場し出したのが、2013 ( 平成25 ) 年頃からなので、中西氏や日下氏たちが「日本人のクズ」の悪口雑言を知らなかったのかも知れません。知っていれば、日本の政治家と共に日本の保守層を聞くに堪えない言葉で侮蔑する彼と、鼎談するはずがありません。
 
 動画の要点は次回にしますが、おめでたい視聴者のコメント5件を先に紹介します。「日本人のクズ」の区別さえつけられず、視聴者たちはエイプリルフールでもないのにどうしてこれほどまで彼を褒めるのか、現代の謎です。
 
〈 コメント1. 〉
 
  伊藤貫先生のお話は毎週、毎日でも聞きたいくらい。知性が溢れていて、聞いている自分も知性があるように錯覚してしまいます。
 
〈 コメント2. 〉
 
  今月もすごい面白かったです。 日本国民が道徳的な価値規範を持つためには、やっぱり教育が重要なのかな? イトカンの教育論も聞いてみたいですw
 
〈 コメント3. 〉
 
  素晴らしい講義でした。最近の日本人はグダグダだと思いますが、昔からグダグダだったのだと思いました
 
〈 コメント4. 〉
 
  伊藤先生どうもありがとうございます。いつも楽しみにしております。民主主義をある意味否定したのは意味深いと思います。上層部エリート層の戦略は目に見えるもの、様々な欲望を戦争を利用し自他ともに物欲でコントロールしようとする。共産主義も民主主義もその手口の突破口。最近思うのはタダのものが一番大切だと思います。空気、水(タダではない)、笑顔、思いやり、そよ風、など自然現象とか。政治には昔から興味がありませんでしたが、今の日本はひど過ぎる、なんとかしないとと思います。
 
〈 コメント5. 〉
 
  まさに伊藤さんの仰る通りだと強く痛感してます。 今回のお話は、なぜ日本に国家観がないのか?にも通じるお話だと思います! 貴重なお話ありがとうございます!
 
 コメントを読みますと、真面目で善良な人が多いことが分かります。知らぬうちに日本を否定し、日本人を否定する「日本人のクズ」の思考に汚染されています。気の重い話ですが、次回は動画の本論を紹介します。
コメント (2)
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