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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

1993年のニュージーランド研究旅行 その35 南半球の植物

2017年02月16日 | 昔の旅行
1993年のニュージーランド研究旅行 その35 南半球の植物
Research trip to NZ, 1993: No. 35 Plants of Southern Hemisphere

 この植物園でぜひ見ておきたいものがあった。まずアラウカリア(南洋杉)。大きな木が入口の正面からちょっと進んだ所にある。

35-1 アラウカリア 1993.2.11

35-2 アラウカリアのラベル 1993.2.11
Araucaria

 アラウカリアは南米の針葉樹で、化石が日本で報告されているので、その展示をする場合に備えて撮影しておきたかった。杉の葉を拡大したような、枝の周りにトゲのある小葉がびっしり囲んだもので、猿がつかめないだろうかと心配してか、モンキー・パズルという俗名が付いている。
 他に見たかったのがノトファグス。

35-3 ノトファグス 1993.2.11
Notophagus

 これも南半球特有の植物。ユーカリも見ておきたい。

35-4 ユーカリの巨木の前で 1993.2.11
Eucalyptus

 植物園の中でおもしろいものを見つけた。それは日時計。

35-5 日時計 1993.2.11
Counterclockwise sundial

 この時計の数字を見ていただきたい。右端がXIIつまり12時であるが、その上が1時、逆に下が11時である。南半球では日時計は時計回りではない!いちおう解説しておくと、南半球でももちろん太陽は東から出て西に行くのだが、北の空を回る。だから太陽は右から左に動く、というわけ。
 植物園の裏口(西口)の近くに、小さな建物があって、ガイドブックや自然に関係するグッズを売っている。

35-6 植物園のショップ 1993.2.11
Shop in the botanical garden

 だいぶん時間をかけてしまった。次は博物館の見学。


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