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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2002年SECAD at Dunedin 出席 その20 ピクトン

2022年01月05日 | 昔の旅行
Meeting of SECAD in New Zealand, 2002. Part 16. Picton

 12月14日、The Coastal Pacific号は30分ほど遅れてピクトンに到着した。

20-1 ピクトン駅 2002.12.14

 南島の中心都市クライストチャーチから1日1往復の列車である。列車番号は700で、ピクトンからの帰りが701。日本ならこういう付け方はしない。下りが奇数番号で1から、登りが偶数番号で2から、というのが原則であろう。上り・下りとは違う概念なのだろうか。ピクトン駅に面して港があり、そこから首都ウェリントンまでフェリーが運航されている。東京を中心にする日本ならピクトンからクライストチャーチへの方向が「下り」になるだろう。

20-2 ピクトン港とフェリー 2002.12.14
Picton harbor and the ferry boat to Wellington

 写真の中央ちょっと右に写っているのがウェリントンへ渡るフェリー。現在ネットで調べると、3時間20分の航路である。名称はInterilander とBluebridgeというのがあって、ウェリントンの港が少し違うだけでほとんど同じような航路をたどる。他に「リンクス」という高速船もあるようだ。
 ピクトン駅で30分ほど時間があるはずだったが、遅延のためよくわからない。すぐ目の前に浜があるからとりあえずそこまで歩いて海に手を入れる。発車時刻は切符では1400となっているが、よくわからないから駅に戻るしかない。

20-3 機関車の付け替え 2002.12.14
Change of locomotive

 もちろん同じ車両が帰っていくのだが、機関車を反対側に付け替える必要がある。指定された車両は来る時と同じ。指定された座席は進行方向に対して左側になっているが、要するに海側を指定しているようだ。帰りも乗客は少ないし、予約が一週間近く前だから良い席を取ってくれたのだろう。

20-4 塩田 2002.12.14
Salt pan at Grassmere

 行きの景色で写真を撮り損ねたものがあるので、帰りに注意していた。ピクトンに近いところで、海岸の湖がピンクに染まっているところがある。グラスメア湖Lake Grassmereというところで、鉄道は湖の中に築堤があって一直線に通り抜ける。もともとは浅い大きな湖だったのを、堤防でたくさんの水面にわけ、順に海水を濃縮して塩を作っている。海水が着色している原因は好塩菌や単細胞藻類なんだそうで、とくに夏季にピンクに染まるという。ここで生産された塩は国内に限らず広く販売されていてネットでも購入できる。

20-5 塩のストック 2002.12.14
Stock of salt

 窓の反射が入って写真が美しくないことをおわびする。うしろの海が明るいのだ。夕方になってクライストチャーチに帰り着く。
Keywords: Christchurch Picton Coastal-Pacific Grassmere Salt クライストチャーチ ピクトン コースタル・パシフィック カイコウラ グラスメア 塩田

Abstract. Part 20. Picton.
The train arrived at Picton in about 30 minutes delay from the plan. Picton is the town of connection of two Islands of New Zealand. The harbour is just front of the station and I could see the ferry. I expected about half an hour to stay Picton, but the delay of the train makes me no time to see town and harbour. In return, I took pictures of the salt marsh at Lake Grassmere. The surface of the water was pink in color by plankton. The train passed through the Lake on embankment.

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