のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

柏産カブは柏のカブでイーオン

2011年01月26日 | 農のあれこれ
企業による農業参入事例として知られる
AEオン柏農場を見学する機会がありました

谷津田を盛り土して造成された畑地の中央で
同じ形をしたビニールトンネルが2.5haにわたって並んでいる様は
高原野菜地帯か北海道にでも来たかのような光景です

トンネルの中はすべてカブ

カブ生産者の方に聞くと悪い土目ではないといいますが
まだ土ができていない新地の畑なら葉物あたりから
たとえば今の季節ならコマツナあたりから
作付けていくのかなと思っていたのですが

なぜカブなのかと聞くと「柏だから」という意外な答え

AEオンという一流企業が
地元の生産者が長年かけて築き上げてきた
カブの生産量日本一「柏のカブ」というブランドに
はじめから乗っかろうというのか…

地元のカブ出荷組合になんの断りもなくとは言いますまい

ただまだ地元では何が始まるのかと戦々恐々と様子をうかがっている段階
生き馬の目を抜くような世界にいるというのもわかりますが
もう少し地元への配慮がほしいような
でもこれが自由化の波にのまれるこれからの農業の現実なのかもしれません

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