のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

あの日から弱り目に祟り目の年ばかり

2012年12月24日 | 農のあれこれ
今年もいつも以上にバタバタとした日々が続き
一年を振り返るような暇もないのですが
ときどき今年もあんまり良くない年だったなあなんて
思いだすことが多い気がします

あの日以来の直接間接的な被害もありますし
そういえばナシもカメムシに襲われ収量もすっかり落としてしまいました

それでもナシづくりの一年が終わりかけ
過ぎてしまえばみんな思い出になっていくはずだったころに
追い打ちをかけるような“悪夢”が…

ナシ畑の多目的防災網が風や紫外線によって経年劣化し
交換することになります
これまでは組合を通じて再利用のルートがあって
負担金を払いながらも適切に処理できていたのですが
その処理の流れがストップしてしまいました

廃プラスチックの焼却灰から例の不主物が検出されたというのです
リサイクル先がないとなると
まさか無責任に昔のように野焼きするわけにもいきませんから
小屋の中か畑の方すみかやまの中に野積みしておかねばなりません
それも毎年のように廃プラスチックはでてきますので限りはあります

最近になって汚染度の数値の低いものならばという条件付きで
処理の受付をはじめたと知りほっとしていましたが
それもつかの間 ナシの防災網もその対象だというのです

野菜のトンネル用ビニールシートには土が付着していることもあるので
土を洗い落としてからというのはわかりますが
空中で2年も雨風にさらされていた防災網にも付着しているなんて
しかもあの日にはまだ閉じられていて広げられていなかったのに
これは賠償対象でしょう

11月の説明会の際にこの点を指摘したところ
想定外だったようで検討課題にするという回答
その結果はまだ聞いていません

まわりでも賠償請求した農家が増えてきました
わが家はまだしていません
これもまた始末がつかないまま越年しそうです

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