のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

絶妙な距離が感性を磨かせる

2015年02月22日 | まちづくり
春一番が吹くとか吹かないとか
そんな喧騒はお構いなくわが家のカワヅザクラも開き始めました
2005年に苗木を伊豆河津で買ってきましたからもう10年です

三寒四温というか、春だか冬だかわからないような時期に咲き出うすカワヅザクラですが
「都市と地方の緩衝地帯にクリエイティブクラスが集う」という雑誌記事を見つけました
(あえら15.2.23)

鎌倉の瀟洒な住宅街の詫びた日本家屋に
立ち上げて10年に満たないIT企業が本社をおいています
茶室と多目的の畳の和室で会議やプレゼンテーションを行い
鎌倉駅近くのビルのオフィスで実作業をしています
他にもクラウドファンディングやウェブ制作、システム開発などの
ベンチャー企業が鎌倉に集まってきていて
IT系の起業家たちが“この街を愛する人をITで全力支援”を合言葉に
有限責任事業組合「カマコンバレー」を立ち上げ
さまざまなアクションが生まれているとか

なぜ鎌倉かと聞くと
起業したてくらいの規模の会社は
自分たちが面白いと思うものを磨くことで生き残っていける
東京目線のマーケティングでは勝てない
東京から微妙に断絶されている鎌倉の立地がいいといいます

海があり、山があり、由緒ある神社仏閣があり、通好みの飲食店もある
必要なら都心まで一時間で行ける
狭い場所にすべてをもっている
突出したものは一つもないが多様性と調和に結びついている
そんな「鎌倉効果」があるなら
同じ都市と地方の「緩衝地帯」の柏には
有数の商業集積とスマートタウンに広大な農地、水面があります
歴史だって中世以降の集落がまだ息づいています
柏にも条件さえ整えればクリエイティブクラスが来てくれるのではないでしょうか