のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

はしり、さかり、なごり

2015年02月19日 | かしわかあさん
今日は二十四節季のいうところの水温む<雨水>
リスペクトしまして写真を選びましたが
別の話題

今夜のTVで山形のジヤム-ソース類製造業
「セゾン ファクトリー」の仕事ぶりが紹介されていました
その名のとおり、旬の果物を素材に
最高に美味しい加工品を世の中に提供している会社です
番組でも五千円近いイチゴジャムの
ストーリーが描かれていました

美味しい商品を作るには素材も
一番美味しいものを選ばねばならない
季節の果物には
<はしり><さかり><なごり>というのがあって
たとえばドレッシングには
<はしり>のフレッシュな味が適しているし
ジヤムには<なごり>の熟した味が適している
作り手の思いが商品のストーリーとして
リスペクトされなければならない
そんな内容でした

<はしり><さかり>ということばはよく使われますが
旬を表すのに<なごり>という
ことばを使うのは新鮮でした

加工業に携わるものとして
「どんな素材でも美味しいものを作ります」
というのと
「美味しい素材をそのまま生かします」
というのとの
どちらを基本姿勢として取り組むのか
またひとつ、宿題をもらったようです