のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

<かしわスケープ> ステイタスとなる風景

2015年02月11日 | まちづくり


野田市内で出会った光景です。
谷津に面した明るいクヌギ林が春の光でほっこりしていました
こんなところでコウノトリが飛んでいるのかもしらんと
そんな想像をさせてくれます


先日、東大まちづくり大学院(社会人向けの修士課程)の講座で
柏市の将来空間像を提案するという演習結果 を聴く機会がありました
昨年12月に市内を見学し、それからひと月あまりの期間で
四つの班構成で学生さんたちがまとめてくれました
さすがに社会人な上に試験を受けて入学し
授業料を払って勉強している皆さんです
短期間で情報を収集、分析して
柏市の将来を考える論点を整理してくれています


その中からいくつか

首都圏居住の自然志向の若者をターゲットに農業を外観から変える
柏農業地帯のランドスケープを変える

産学連携農業イノベーション…研究シーズとコラボレーションを図る
(植物工場、太陽光発電、…)

食、環境、産業を切り口にしたコミュニケーションツールとしての農

クリエイティブ人材が集まるステイタスとなる風景

世代をつなぐ空間とコンテンツとしてのファーマーズマーケット

“柏デビュー”…トライアンドエラーができる環境・風土

“ミズベリング”…利根川・手賀沼の水辺空間をいい感じに

遊休農地の再生プロセスを市民に開放して
“経験価値”“共感価値”“共創価値”を創造


「生産して販売する」という仕組みだけでない若い人らしい観点もみられました
これからは農業も“現場”周辺の環境、景観からのイメージづくりが課題かもしれません