のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

見かぎりし古郷の桜咲きにけり(一茶)

2008年03月26日 | 農のあれこれ
手賀沼縁の桜もちらほらと咲きだしました。

七十二候の「桜始開 さくらはじめてひらく」は
昨日、今日あたりからのことのようですので
暦通りともいえるのでしょうが、
今年の桜の開花は予測以上に早まっているようですし、
札幌では3月としては百十何年ぶりの暖かい気温とか。

また気象庁は今日から竜巻情報も発表するようです。
雷とか台風と同じように注意報等が出されるといいます。
これから激しい天候が当たり前になるということを
暗示しているかのようです。


そんな温暖化や異常気象が心配されるなか
「農薬を使わない稲つくり」のメーリングリスト
最近、話題になっている写真とグラフがあります。

タイトル画像『ハゲワシと少女』という写真
飢えて力つきた少女を、ハゲワシがねらっている
というショッキングな場面です。
撮影者はケビン・カーター。撮影地はスーダン。
1994年のピュリツァー賞を受賞しています。

こんな光景がそれほど遠くない将来、身近になるかも…。
そんな未来予測を国立の環境研究所がしているそうです。

         

年とともに資源がなくなり、人口が爆発的に増加、
工業生産が今のまま進むと環境の汚染がある時点から急激に拡大する。
工業生産は行き詰まり急速に低落、飢餓がやってきて、
急増していた世界の人口もここから顕著に減少を始める。
その後地球の汚染が一気に拡大し、
この時点で人間が生きていくには非常に厳しい環境に変わる。
その時期が2030年前後。
『2030年問題』とか『破局のシナリオ』とか呼ばれています。

生産に限りがある食料とエネルギー資源の奪い合いで、
世界中で大混乱が起こると予測され、
このときのために日本はいかに備えるのか。

もっと広く環境の2030年問題を知ってもらえるよう
写真とグラフを転載させていただきました。