のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

菜の花や月は東に日は西に(蕪村)

2008年03月10日 | 冬の梨畑
「月は東に日は西に」っていうと
今はアニメやゲームのようですが、かつては陽水の歌『東へ西へ』。
それ以前にも聞いたこともあったような気もしていたのですが、
オリジナルは蕪村でした。

「月は東に日は西に」というなら満月のころでしょうが、
今日は旧暦2月3日、三日月です。
午前中の雨も上がり、夕方には西の空に
鋭く尖がった月が存在感を示していました。


さて、話題は変わります。

この冬のナシの病気で気がついたことは
先日レポートしました
今回は害虫で気がついたこと。

        

剪定しようと枝を引き寄せると
不意にぽきって折れてしまうことが時々ありました。
折れた部分をみるとこんなふうに穴が開いていて
そのまわりに食入した跡がついています。

孔道に沿って枝を刻んでいくと、
タイトル写真のような
頭と尻が黒く胴が赤い幼虫が最奥部に潜んでいます。

なんという虫なのか。
枝を食害していることからカミキリムシの仲間とも
考えられますが、幼虫の形から害虫図鑑をみると
ゴマフボクトウという蛾のような気もします。
主にカキ、リンゴ、ザクロ、チャなどの害虫のようです。
はっきりとはわかりません。

以前はあまりみることもなかったのですが、
これも殺虫剤を省いてきた影響でしょうか。