のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

夕暮れを惜しむ隙なし冬景色(支考)

2007年12月03日 | わが家の時時
南信紀行その4

伊那盆地ならでは味というとソースカツ丼、五平餅、さくら肉といったあたりだそうですが、やはり三大珍味でしょうということで蜂の子の大和煮。もう二つはザザムシとイナゴ。イナゴは食べたことがあります。ザザムシはさすがにテーブルの上にあっても手が出ないかなとためらいました。

この蜂の子は地蜂(クロスズメバチ)の幼虫に伝統の味付けをしたもの。たんぱく質、カルシウム、鉄分などが多く含まれ、理想的な食品として昔から珍重されてきたといいます。

今はこれらの珍味が名産として持てはやされていても、かつては他に代わるものがなかった、それだけ貧しい食生活だったということでしょう。ザザムシを食べる習慣など世界でもここだけだと聞くと、なおさらそう感じます。

蜂の子の大和煮は小魚の佃煮みたい。強行軍の日帰り旅行でした。せめてこれで精をつけることにします。