のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

炉のはたやよべの笑ひがいとまごひ(一茶)

2007年01月17日 | 冬の梨畑
一茶の庇護者のひとりで、松戸市馬橋在住の裕福な油商の終焉に居合わせた奇縁に感謝した句ということです。

今夜も薪ストーブの前でうたた寝をしていました。「いとまごい」しては困りますが、薪ストーブが明日のエネルギーになることは請け合いです。薪は主に間伐した梨の幹。30年生の梨の木になるとあちこち枯れが入り込んで、太い幹を切ることがあります。それらを一年も乾燥させておくと、立派な燃料となります。

一方で、細かな剪定枝を毎日、ドラム缶の焼却炉で焼いていますが、ただ燃やすのももったいないなあと感じています。剪定枝を燃料とするストーブも開発されているようで、2月にその展示会が開かれると聞いています。

重油高騰の折、温室施設の加温に利用するのもよいでしょうし、住宅の暖房に使えればなお合理的です。わが家の仕事量では今のところ、昼食前にドラム缶一杯、昼食後に一杯、夕方一杯、翌朝、前日の残りの一杯と、4回ぐらいの焼却で処理できています。これだけの熱源があるなら一日中、住宅を暖房できるのではないかと思われます。

部屋を暖房するという目的があれば、ストーブに枝をくべる作業もそれほど面倒には思わないでしょう。剪定枝用のストーブを導入すれば果樹農家の剪定枝の処理問題は解決ですよ、きっと。