のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

あけびの葉食べるコノハの粋な野暮

2006年08月24日 | 今年の梨づくり
昨日話題にしたアケビコノハを今日偶然に、草刈をしているときに見つけました。

前ばねは褐色で閉じていると枯れ葉のようですが、後ろばねはあざやかな橙黄(とうこう)色で巴(ともえ)状の黒斑があります。幼虫がアケビなどの葉を食うので、こんな名前になったのでしょう。成虫は桃などの果汁を吸う害虫です。

逃げられてはと、ちょっと潰してから写真を撮ったので羽の色は鈍くなっています。よくよく見ると、なかなか怖い顔をしています。なるほど、果実に穴を開けるほどの立派な口をしていました。

以前はよく見られ、夜になってライトを照らしながら梨畑の中を探したこともありましたが、ここ数年は被害もあまりありませんでした。

今年はいろいろな虫が見られます。天候のせいか、自然界にはエサがなく、農地に出てきているのでしょうか。