のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

獲れ秋も実に葉に喜憂繰り返し

2006年08月11日 | 今年の梨づくり
ようやく幸水ナシが色づきはじめました。全体には小粒傾向で収量も期待できませんが、ところどころ実が大きくなっているじゃないかと思わせてくれる枝もあって、なぜここは大きくなっているのか、その要因を思い巡らしながら収穫しています。

一時、7月下旬の頃、葉の色が落ち、落葉の量も並大抵ではなく感じられたときには、これからどうなるのかと仲間達とこぼしあっったのですが、ここにきて再び葉の照りもよくなったようです。生っている実も色づいていなければ、収穫までにもう一ランク大きくなるのではと気持ちも明るくなります。

          

一方で、晩秋でもないのに葉の色を黄色くさせている樹も見られます。モンパ菌に罹患したものと思われます。

暑い夏に特に、樹勢の弱い苗木がそれまで元気だったのに急に枯れてしまうということはあるのですが、今年はどうしたことでしょう。

比較的樹齢のいった成木でも、花や実は例年通りだったのに5月、6月ごろから急に樹勢がなくなって、葉を落としてしまう樹が何本も出てしまいました。わが家だけでなく、仲間達の畑でも見られているようです。

モンパ菌に罹患していても樹勢が勝っていれば、どうにか収穫までこぎつけていたわけで、今年はそれだけ天候がナシの樹には厳しかったということでしょうか。