近隣に見られるシソ科のムラサキシキブ属とクサギ属の見分け方です。
両属ともこれまではクマツヅラ科でしたが、シソ科に移されています。
ムラサキシキブ属の特徴は、木本で花序は葉の付け根の葉腋付近から出ます。
花は花弁が4個など4数性で、花の中心から同じ面が4個の放射相称です。
画像中と右の星状毛や腺点を有しますが、いずれも小さく観察はルーペ頼りです。
ヤブムラサキとムラサキシキブの見分け方です。
東御市近隣では、まだヤブムラサキにお目にかかっていません。
ムラサキシキブとコムラサキの見分け方その1、花序の出る位置です。
コムラサキの画像は公園の植え込み株で、自生株はまだ見ていません。
ムラサキシキブとコムラサキの見分け方その2、葉の縁の鋸歯の付き方です。
ムラサキシキブとコムラサキの見分け方その3、果実の成り具合です。
ムラサキシキブの実はまばら、栽培株の多くは実付きの良いいコムラサキです。
コムラサキの白色の果実をつける園芸種で、シロミノコムラサキの名もあります。
クサギ属は外見が特徴的ですし、名のとおり独特の臭いを放ちます。
近隣には同属の種はなく、名の似る他属のコクサギとも見分けも容易です。
大きな花序をたくさんつけ、花期や果実期はびっくりするほど見事です。
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