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タチイヌノフグリは萼や苞葉に包まれて小さな花を咲かせます。
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葉は広卵形で下部から中位まで対生し、花をつける上部は小さくなり互生します。
この小さい葉を苞または苞葉と呼ぶようです。
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果実は平たいハート形で、扁平な楕円形の種子が20個ほど入っています。
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以下に、イヌノフグリの仲間の3種を比べてみました。
イヌノフグリとオオイヌノフグリの茎は這ったり斜上します。
タチイヌノフグリは名のとおり立ち上がります。
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花が咲いていれば、見分け易いです。
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花の色はほぼ同じルリ色ですが、大きさは全く違います。
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花が咲いていない株は中位より下の葉の葉柄の長さで見当がつきます。
イヌノフグリは長く明瞭ですが、タチイヌノフグリでは見られません。
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花柄(果柄)の長さは分かり易い見分けのポイントです。
オオイヌノフグリが長く次いでイヌノフグリ、タチイヌノフグリは極短です。
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イヌノフグリの果実はフグリ似といえそうですが、他の2種はハート似です。
ハート似のオオイヌは丸く丘の両端が尖り、タチイヌは平で丘の両端は丸です。
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種子は小さく確認にはルーペをが必要ですが、それぞれに特徴があります。