前回に続いてツレサギソウ属です。
ミズチドリは湿地に多く、葉や花に特徴があることから、同属では見分け易いランです。
ふつう10~20cmと長い披針形の葉を5個ほどつけますが、短い葉の個体もあります。
純白の大きめの花を密につけ、存在感は抜群です。
真夏に花を咲かせるジンバイソウです。
地面に接する2個の大きい葉が特徴で、形も大きさもほぼ同じです。
落葉樹林内をくねる山道脇に群生しています。
淡緑色で膜質系の花を10個ほどつけます。
唇弁は広線形で先端を後方に巻き込み、距は前方に曲がります。
登山道沿いの林内や草地に目立って咲くオオヤマサギソウです。
周囲の草より茎を一段上に伸ばし、花を密につけた花穂は見事です。
見分けのポイントは側萼片、大きな半切卵形で目立ちます。
唇弁は先が後へ巻き込む個体と、巻き込まない個体がありました。