信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

北陸へ“かがやき”

2015年11月23日 | 旅行

遅ればせながら北陸新幹線の開通を祝い、2泊3日の北陸ツアーを満喫してきました。


長野駅に入ってきた車両は、かがやき503号、快適な車中、あっという間に金沢です。
そこから観光バスで北陸自動車道を走り、11時20分には『東尋坊』に到着しました。
日本海の荒波を砕く絶壁は安山岩の柱状節理、大規模な名勝地は国の天然記念物です。


曹洞宗の大本山『永平寺』、たくさんの修行僧がきびしい修行に励んでいました。
画像左は「ゆく年くる年」で放送される除夜の鐘でお馴染み、永平寺の鐘楼堂です。
画像右は山門の四天王、平成の修復を終えて存在感を増した仏教の守護神です。


ここは富山県南砺市にある世界遺産、五箇山地方の菅沼合掌造り集落です。
合掌造りとは両手を合わせる合掌の型の屋根、豪雪対策のための急勾配の茅葺きです。
菅沼の特長は、画像のように家の入り口が妻側にある“妻入り(つまいり)”です。
塩硝の館では、当時の発酵バイテクを利用した黒色火薬原料の煙硝製法が見られます。
画像左下の赤紫色のかぶは五箇山地方の在来種、漬け物のサクサク感が抜群でした。


南砺市井波には、井波彫刻・建築・塗師の粋が結集した『井波別院瑞泉寺』があります。
上左側は、太子堂の向拝(こうはい)の手挟み(たばさみ)に施された桐と鳳凰の彫刻です。
下左は、瑞泉寺前通りで見つけた粋な木彫りの看板や家長の干支が彫られた表札です。
また、彫刻が施されたバス停や電話ボックス、昔懐かしいポストなどが楽しめます。


美術品と日本一のサービスの館、和倉温泉加賀屋は“竜宮城”の世界でした。


奥能登輪島の朝市は大賑わい、道の両端には300mほどにわたって出店が並んでいます。
輪島といえば輪島塗、塗りが30回以上、塗っては乾燥・磨きを繰り返すのだそうです。
仕上げまでには100工程以上の手間をかけ、1年前後を経てようやく完成とか。
画像の左上は名匠の作品 『飾皿双蝶』、値札には50万円、芸術品です。


千里浜なぎさドライブウェイは、波打ち際を自動車で走れる、国内唯一の海岸です。
沈まないわけは、砂の粒子が非常に細かく海水を含むと固く締まるのだそうです。
その砂の性質を利用し、精巧な細工を施した大きな砂像(さぞう)が見られます。


加賀百万石の誇りと風情を今も残す伝統文化の街、『ひがし茶屋街』です。
木虫籠(キムスコ)と呼ばれる美しい出格子のある通り、着物姿の似合う街です。


加賀歴代藩主により、様々な時代の庭園手法を駆使してつくられた名園 『兼六園』 です。
兼六園とは、六つの相反する景観を調和させ、対照の美を演出したことによるそうです。
“宏大”な広くて明るい庭でありながら、“幽邃”の境地の静寂と奥深さを備えている。
“人力”が庭園の隅々まで入りながら、林内には苔がむすなど“蒼古”の趣も備えている。
低地に集まるのが常の“水泉”は豊、一方で、能登まで見通せる“眺望”を備えている。
コメント
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