信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

りんご三兄弟の頃

2014年11月02日 | 果樹類
11月は大雨で始まりましたが、信州りんごは美味しく実りました。
この3連休は信州生まれのりんご三兄弟が直売店にそろい踏みです。


りんご三兄弟の名前は、秋映(あきばえ)、シナノスイート、シナノゴールドです。
この三兄弟は、それぞれが特徴ある味わいとともに可愛い歌声で親しまれています。
♪♪ りんご りんご りんご りんご 信州!りんご三兄弟
秋が映える「秋映」 その甘さはオトナの味 ちょっとイケメンなリンゴです・・・・・♪♪




長男は秋映、収穫期は9月下旬~10月中旬、濃い赤色のりんごです。
肉質が硬くてぼけにくいので、11月始めまで美味しくいただけます。
次男はシナノスイート、収穫期は10月上旬~10月下旬、鮮やかな赤色のりんごです。
「ふじ」と「つがる」を両親に育成され、果汁が多く、歯ごたえの良い品種です。
三男はシナノゴールド、収穫期は10月中旬~11月上旬、黄色のりんごです。
酸味と甘味のバランスが良く、また、貯蔵性が良くて冷蔵では3ヶ月程もつそうです。  




ここは、いいのさんちのりんご園、黄色いシナノゴールドを収穫中です。
大切にもぎ取り、例え1ミリの高さでもりんごを落とすことなく、優しく静かに置きます。
特に、シナノゴールドは打ち身に弱いのだそうです。




収穫した後を見ると、たくさんのりんごが捨てられています。
自信を持ってお客さんに食べていただる良質なりんごだけを持ち帰るのだそうです。
持ち帰ったりんごは明るい蛍光灯の下で、さらに厳重に選別されます。




なんとももったいない落とされた実、園主さんは身の切られる思いで落とすのでしょう。
遠目には異常はないのですが、病障害、虫害、雹害、打撲などわずかな傷があります。
こだわりの農業をなりわいとする経営力と技術力には頭が下がります。




虫が侵入した穴の部分を割ってみました。
表面的にはたいしたことはないのですが、実の中は虫の食い散らかしで無惨なものです。




かすり傷のような跡があるりんごを割ってみると、なんと中は大変に腐敗しています。
樹の枝がしなるほどたわわについた実のうち、店頭に並ぶのはどれほどなのでしょうか。




今日も、近くの『道の駅雷電くるみの里』には新鮮で美味しい農作物が並んでいます。
りんごコナーには、りんご三兄弟が勢揃いし、お客さんが試食味比べを楽しんでいます。
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