そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





3.11の映画はたくさんあるようで、「Fukushima50」より前に作られていたこの映画は、官邸を中心に3.11を描いているという。
ストリーミングで観られるところはなさそうだったので、DVDを購入して鑑賞。
その感想。

おいおい、もう少しどまんなかの中道で作られた3.11映画はないのかよ?笑
こっちはこっちでいろいろ問題が多い映画だった。
「Fukushima50」は完全に右寄りで、当時の菅直人首相を叩き、東電の責任をうやむやにすることを目的にしていたが、こちら「太陽の蓋」は、逆に当時の民主党政権を持ち上げ、原発反対の主張を非常に強く打ち出した左寄り映画。
菅直人周りの描き方は史実に近いので納得だが、後半余りにも原発叩きの主張が出過ぎていて、少し引いた。
ただ「Fukushima50」が福島第一原発内で作業していた東電の従業員をとにかく主軸に据え、東電本店と官邸しか描いていないのに対し、こちらの映画は避難を余儀なくされていく福島県民の姿を厚く描いていく分、感情移入はしやすかった。
映画としては冗長な部分や、思わず首をひねる安い演出などもあるので、「Fukushima50」とどっこいどっこい。
星は2つ。★★

「Fukushima50「にしても「太陽の蓋」にしても、日本映画ってしょぼいよねぇ。
いつかもう少しまともな3.11映画が作られる日はくるのかな?

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