そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



パンズ・ラビリンス 通常版

アミューズソフトエンタテインメント


超傑作だという噂を聞いていた。
「パンズ・ラビリンス」
DVDで観てみた。

うーーーーーーーん。
悩む。
どう評価すればいいんだろう。
一見、ファンタジー映画のようだが、これ、スペイン内戦下の少女の悲惨な現実を描いた悲劇なのだ。
とりあえず、星4つ。★★★★

これをハッピーエンドととらえる人。
バッドエンドととらえる人。
両方いると思う。
もしかするとハッピーエンドだと思う人の方が多いかな。
でも、僕は完全にバッドエンド派。
なんだか後味が非常に悪いんだもん。
とってつけたようなハッピーエンドに、付いていけない。
エエッ!?
そんな花一輪で片付けるの?みたいな。
おいおい、それって本当に幸せなの?みたいな。
その分、星1つマイナスして、星3つ。★★★

ひとことで言うと、とにかく「痛々しい」映画だった。
この手の生々しい残酷描写が僕は苦手。
銃で顔を撃った銃痕とか見せないで欲しい。
ナイフで顔をザクザク刺すとことか見せないで欲しい。
なので、その分、星1つマイナスして、星2つ。★★

で、物語が、なんだかもう悲惨。
とにかく悲惨。
救いがない。
いや、救いはあるんだけど、それって救いなの?みたいな。
ちゃんと救われない映画が僕は嫌い。
こんなの観させられて、どんな気持ちで映画館を出て行けっていうのよ?
なので、さらに星1つマイナスで、星1つ。★

各国の映画賞総なめの傑作だ。
確かに。
素晴らしいのは分かる。
だが、僕はダメだった。
感覚的にはアレに近いな。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
アレも映画賞総なめだった。
でも、僕はダメ。

悪夢にうなされそうだ。
観なきゃ良かった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )