自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

光といえば

2010年08月24日 | モンゴル自然
光といえば虹も見ました。私がこれまで見た虹の中で最も美しいものでした。それは完全な半円形で、その全貌が見えたのですが、ワイドレンズを使っても全部をおさめることができない大きさでした。その大きな虹の右から左までが見えるというのがモンゴルの景色の広がりです。空気が澄んでいるせいか、虹の七色も鮮やかでした。背景の空の青も深いので、その虹の色彩が浮き立ちます。虹は二重で、この虹の外側に薄い虹がありました。それから、これは前にも気づいたことですが、虹の外側と内側で空の色の濃さが違うのですね。内側が薄いです。思うに、虹というのは二次元の円の弧ではなく、球体の球面なのではないか。つまり地球儀のようなものができて、その「地表面」の一番厚いところ、つまり真横から観ている面が虹として見えていて、斜めや正面からみているところは、薄くて見えないだけなのではないか。うん、これは大発見。虹とはシャボン玉のようなもので、私たちが虹と観ているのはその外周部にすぎないのかもしれない。そういうことに気づいたのも、背後の空の濃い青さがあればこそ、日本の薄い空色では気づきにくいことです。
 ところで、私はふと思いついて、草原に出て行って「これから虹の中に入ってくるから」といって、両手を上げてポーズをとったのでした。それをみていた学生は大笑いしながら、写真にとってくれました。その「虹」は上の説明と違い、七色をしたパイプのようなものという想定です。

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