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自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

鳥調査 1 3/28

2021年04月13日 | 玉川上水
玉川上水の鳥の調査を始めました。目的は小金井の桜だけを残す管理と小平のように雑木林が残る林で、生息する野鳥がどう違うかを示すことで、1月に第一回を行い、いい結果が出ました。それを3月28日にも行いました。
 結果は上々で、一言で言えば、小金井ではヒヨドリさえ寄り付かない」という結果でした(こちら)。
 鳥に詳しい人と歩くと、耳の使い方が全然違うことがわかります。一度にピーチクとかチチチと同時に泣いても、「あ、シジュウカラとあっちはウグイスね」とたちどころにわかります。




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観察会

2020年12月21日 | 玉川上水
12/13に玉川上水の観察会をしました。もちろん花は少なかったのですが、果実は意外と色々ありました。



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子供観察会

2020年12月14日 | 玉川上水
12月6日に子供向けの観察会をしました。こちら


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生き残った欅たち

2020年11月01日 | 玉川上水




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助かった欅たち

2020年10月19日 | 玉川上水
10月19日には玉川上水の樹木の伐採が行われました。これについて、次のような文章を書きました。
    

九月の末に小平市の喜平橋と茜屋橋のあいだに、たくさんの樹に伐採予定を示す赤テープが巻かれていると聞いて、慌てて現地に行きました。すると、ほとんどの樹にテープ巻かれており、その容赦のなさに心が痛みました。
 私たちの住む東京という街は邪魔であるから、危険であるからといって、あたかも電柱か廃屋でも片付けるかのように樹木を伐採します。季節の移ろいに合わせて様々な表情を見せる樹を見れば、間違いなく、私たちと同じく生きているいのちであるのに、そのことを知らないかのようにやすやすと伐採します。ある日、突然大きな樹が伐られるというのは私たちが日常的に目の当たりにすることです。そのことに慣れて行くことを恐ろしいことだと思います。


その少し前に、小金井の玉川上水で無残に伐採された欅の伐採痕の年輪を調べて、それらがほぼ自分と同じ年齢であることを知り、「ああ、この樹たちも、私と同じ時間を過ごしてきたのか」と、共感のようなものを感じていたので、なおさらでした。



そこで、これまで伐採や刈り取りについて担当の東京水道株式会社と交渉をしてきた小口さんたちとその事務所に行って、なんとか見直してほしいとお願いしました。そして最終的に「要望を書き出してほしい」という発言を引き出して、翌日、小口さんたちと調査に行きました。雨の中、小口さんは草むらを歩き、濡れながら調べてくれました。その時私は記録係をしながら、一本一本の樹に向かって「助かるといいね」と語りかけるような気持ちでした。大戦時にユダヤ人を救った杉浦千畝のことが思い出されました。



そうして、すべての樹木について、「この樹は伐採しないで剪定にしてほしい。この樹はこの辺りに一本しかないから、残してほしい。この欅は株立ちしているから、全てを伐らないで一本だけでも残してほしい」などの要望をつけて、金曜日の十七時にその一覧表を提出してもらいました。「半分でも受け入れてもらえるといいんだけど」と気をもみながら週末を過ごし、現地にも行きました。そして、月曜日に小口さんから電話があり、驚いたことに、我々の要望が一〇〇パーセント受け入れられたということでした。「ああ、よかったね」と、助かった樹々に報告したいような気持ちでした。



多くの人のご協力を得たおかげで欅が伐採を逃れることができました。ありがとうございました。

二〇二〇年十月十五日
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伐採抑止

2020年10月12日 | 玉川上水
9月末に小平市の東にある玉川上水の喜平橋から茜屋橋までの800mの区間で100本近くのケヤキの木に赤いテープが巻かれていて、伐採予定と書いてあることに気づきました。これは株の数で、幹の本数では180本に達します。その密度は去年の10倍以上で、文字通り集中攻撃という感じです。もしこの伐採が強行されたら、現在の林が無残なのっぺらぼうになってしまいます。これは何としても見直しをしてもらわないといけないと、まず実態を調べました。本数がわかったのはその結果です。そして伐採を担当する東京水道に話し合いに行き、なんとか抑制してほしいことを伝えました。
 それから赤テープを巻いた木を見に行って、1本づつ「これはやめてもらおう、これはやむを得ないが伐採ではなく剪定にしてもらおう」「これは株立ちだから、1本は残してもらおう」という具合に私たちの要望を理由とともに書いて一覧表にしました。それを9日(金)の夕方に提出して、本日12日(月)、結果を聞いてもらいました。
「半分くらい認めてくれればいいが、3分の1くらいかな」
などと話していたのですが、驚いたことに100%要望通りにするということで、驚くやら、嬉しいやら、でした。
 私は調査をしながら「助かるといいね」と、杉原千畝のような気持ちでしたから、この朗報を聞いて「よかったね」と1本1本に伝えたいような気持ちになりました。

これを全部伐るのはいくら何でもひどい。でもそうならなかったので、胸をなでおろしました。

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119番

2020年10月11日 | 玉川上水

😮 玉川上水の伐採予定の区画は小平3小という小学校に接しています。私が植物の調査をしていると、子供たちが楽しげに話しながら歩いているのをよく見かけました。私はここの樹木が皆伐され、伐採痕が残っていたら、子どもたちがどう感じるだろうと気になっていました。
 花マップの皆さんとこのことについての情報交換をしていますが、ある人から、子どもさんがこの小学校にいたことがあるという話を聞きました。それによると、玉川上水沿いの道路の脇は桜並木になっていますが、その中にひときわ大きい、番号が119番という桜の木があるそうです。その木について小平3小で十年ほど前に紙芝居をしたそうです。物語は、思春期にさしかかり悩みをかかえた六年生の男の子と女の子が江戸時代の玉川上水掘削現場や昔の学校にタイムスリップするというものだそうです。そして、昔の人の努力のおかげで今があり、長い年月を生きてきた大木119番がずっと子どもたちを見守っていることに気づいて励まされるというもののようです。
 とてもいい話だと思って、「子どもの中には119番に手を合わせたり、声をかけたりする子もいるかもしれませんね」といたら、実際そういう子どもがいたそうです。

 実は11日日曜日は観察会を予定していたのですが、台風の動きがあやしく、天気予報でも雨でしたので、中止にしました。実際には薄曇りだったので、その119番を見に行くことにしました。すぐに見つかりました。確かにひときわ太い木です・



 この木を見て、玉川上水の樹木の伐採は子どものことも考えないといけないと思いました。
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木を伐るということ

2020年10月05日 | 玉川上水
若い頃はさほど感じませんでしたが、大きな木が伐られることに大きく心が痛むようになりました。近所に大きなケヤキが立っていましたが、ある日突然根元から伐られ、伐られた幹が1mくらいの長さに細切れにされていました。そこは駐車場になりました。
 要らなくなった電柱や廃屋を片付けるように大樹を伐りますが、この木は少なくとも私と同じ年月を、恐らくはそれ以上の年月を生きてきたはずです。その年輪の外側から5本目くらいの年輪が出来た時にあの孫が生まれ、30本目の時にに娘が生まれ、70本あればそこで私が生まれたのだと知ると不思議な感慨があります。1本の樹がそうして生きてきたのだ、私たちと同じ空気に触れてきた存在なのだと考える時、邪魔だからといって伐ってしまうという行いについて考えないでいられません。
 私は留学生がスリランカから来ていたので、何度かスリランカに行く機会を持ちました。スリランカは経済で言えば、国民の収入は日本の10分の1ほどの貧しい国です。町の中でも郊外でも大きな木があります。大抵は沙羅双樹というイチジクの仲間です。学名はFicus religiosaと言いますが、これは「宗教のイチジク」という意味で仏様がこの木下で悟りを開いたという言い伝えと関連しています。この木は樹冠が10mもあり、幹の太さも2mを超えるようなものもあります。暑い国ですから木陰に人が休んでおり、バス停になっていたりします。この国ではこうした大樹を伐るということは思いもよらないということのようです。こうした体験をして日本に帰ると、豊かさとはなんだろうと考え込んでしまいます。
 今の日本の都市ではこうした伐採がいたるところで行われ、私たちもそのことに疑問も持たず、何も感じなくなっているように思います、これは恐ろしいことです。

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強度伐採

2020年10月04日 | 玉川上水
玉川上水は都市緑地ですから住民の安全のために危険な樹木の伐採は必要なことで、東京都の事業として実施されています。ところが小平市の一部で、非常にたくさんの樹木に赤テープが巻かれ、伐採予定であると看板が出ています。これは目的を逸脱した多さで、去年の玉川上水全体の伐採に比べて10倍以上もの高密度集中伐採になります。その実態を記録する必要があるので、調査をしました。


このような状態で、これが全部伐採されたら、ここはもはや林ではなくなります。
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林の変化

2020年04月16日 | 玉川上水

玉川上水花マップのグループでは、今年の1月から「花ごよみ」を作るための観察を始めました。数人で玉川上水に出かけては咲いている花を撮影して報告してもらっています。オオイヌノフグリやセイヨウタンポポは1月から咲き始めて、いまだに咲き続けていますが、アマナやアズマイチゲなどは3月になって現れ、4月になるともう花を終わり、これから葉も消えるものがあります。それは春の林の下が明るい短い時期に合わせた生活史を獲得した特殊な一群の野草で、私は「たまゆら草」と呼びたいと思っています。

 アマナはその代表の一つですが、この林にはたくさんのアマナが咲きます。それで今年は照度計を手に入れてここで照度を測定することにしました。上の写真は2月21日で、まだ見のねが出ていません。アマナも葉は出しましたが花はまだで、このj時点点では林の照度は林外の80&くらいでした。

 下の写真は4月16日で、かなり緑が濃くなり、様子が変わりました。アマナは花を終えました。この時点でえ相対照度は40%ほどに低下しました。感覚ではそんなに暗いとは感じませんが、客観的な数字はそう示しています。

 

アマナがはえる林の様子の3月21日から4月15日の変化

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