玉川上水の鳥の調査を始めました。目的は小金井の桜だけを残す管理と小平のように雑木林が残る林で、生息する野鳥がどう違うかを示すことで、1月に第一回を行い、いい結果が出ました。それを3月28日にも行いました。
結果は上々で、一言で言えば、小金井ではヒヨドリさえ寄り付かない」という結果でした(こちら)。
鳥に詳しい人と歩くと、耳の使い方が全然違うことがわかります。一度にピーチクとかチチチと同時に泣いても、「あ、シジュウカラとあっちはウグイスね」とたちどころにわかります。

玉川上水花マップのグループでは、今年の1月から「花ごよみ」を作るための観察を始めました。数人で玉川上水に出かけては咲いている花を撮影して報告してもらっています。オオイヌノフグリやセイヨウタンポポは1月から咲き始めて、いまだに咲き続けていますが、アマナやアズマイチゲなどは3月になって現れ、4月になるともう花を終わり、これから葉も消えるものがあります。それは春の林の下が明るい短い時期に合わせた生活史を獲得した特殊な一群の野草で、私は「たまゆら草」と呼びたいと思っています。
アマナはその代表の一つですが、この林にはたくさんのアマナが咲きます。それで今年は照度計を手に入れてここで照度を測定することにしました。上の写真は2月21日で、まだ見のねが出ていません。アマナも葉は出しましたが花はまだで、このj時点点では林の照度は林外の80&くらいでした。
下の写真は4月16日で、かなり緑が濃くなり、様子が変わりました。アマナは花を終えました。この時点でえ相対照度は40%ほどに低下しました。感覚ではそんなに暗いとは感じませんが、客観的な数字はそう示しています。
アマナがはえる林の様子の3月21日から4月15日の変化