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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

歌行燈

2020年08月24日 20時46分02秒 | ローカルネタ
先日のテレビ東京WBSの白熱ランキングは、この夏人気の通販鍋料理をやっていました。この暑いのに鍋料理とは思うのですが、なんでもコロナで自宅調理の機会が増え、簡便においしく頂け栄養もある鍋ものが人気だとか。

そのベストテンの第7位に歌行燈桑名畜養の「はまぐりうどんすき」がランクイン。1位ではなくて7位とは、桑名らしいではありませんか。



歌行燈というのは泉鏡花の小説「歌行燈」の舞台になったうどん屋だと主張する老舗のうどん屋さんです。50年ほど前は桑名の七里の渡しにほど近いところに小ぢんまりしたうどん屋さんでしたが、そのメニューにあった「歌行燈」という名のセット料理(釜揚げうどん、てんぷら、ごはん、香の物)が大人気で、それにあやかり屋号を「歌行燈」にしました。今では桑名に2軒、首都圏にもお店があります。

その歌行燈が地元の蛤生産業者「丸元水産」桑名畜養とタイアップして売り出しているのがランクインした「はまぐりうどんすき」です。実はまだ食べたことはないのですが、見るからにおいしそうです。蛤は高価ですので結構いいお値段ですが、買いに行ってみようかなと思います。歌行灯のホームページを見てみましたら、テレビのワイドショーヒルナンデスでも取り上げられたそうですから品薄になっているかも知れません。

YAHOOショッピング「歌行燈」

ちなみにここで使われているはまぐりは地はまぐりではありません。中国などから輸入したものを年月をかけて天然物に近い環境で畜養したものです。天然物もありますがそれだととてもこのお値段でいただくことはできません。生まれは外国ですけど桑名生活が長いので、たぶん味は大きくは変わらないと思います。60年くらい前までは、しじみや浅利よりは高かったとはいうものの、それでも今の畜養物よりもずっと安く買えました。昔は贅沢だったんですね。