リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ヴィウェラ講習会参加顛末記(2)

2015年07月02日 20時09分21秒 | 音楽系
東京の八重洲口でバスを待つこと10分、岐阜駅行きのドリーム名古屋3号はやって参りました。今回はプレミアムシートを予約したので、超豪華シート。まるでビジネスクラスの飛行機です。



でもそう思っていたのは走り出すまで。出発すると、乗り心地がめちゃくちゃ悪いのと、エンジン音がうるさかったのは予想外でした。

とはいうものの、ほとんど真っ平らになるくらいシートの背もたれを下げることが出来、それなりに快適に過ごすことができました。そうそうペットボトルの水もサービスでいただきましたし。でもその背もたれ真っ平らが次の悲劇を呼ぶことになろうとは誰が思ったでしょう。(笑)

朝の6時前に名古屋駅の新幹線口に到着しました。天気予報通り、結構雨が降っていました。



JR関西線はまだ列車がないこともあり、近鉄で行くことにしました。(近鉄の最寄り駅の方が、ウチまでの距離が短いのです。ずっと下り道でもあるし)近鉄のホームについてふと右ポケットに手をやると、入っている筈の車のキーと家の鍵がありません!

朝まだ充分に働いていない頭でどこで落としたかをいろいろ思い出してみました。そもそも持ってきてないかもしれないので、家内に電話をして聞いてみましたら、ウチにはないとのこと。これは困りました。一番可能性が高いのは、帰りのバス。真っ平ら背もたれで寝ていたので、ポロリとポケットから鍵が落ちてしまったに違いありません。

この推測は大当たりで、鍵は無事戻って来ました。ただすぐに戻って来た訳ではありません。東京から乗ったバスは、目的地がJR岐阜駅なので、まずバスがそこまで行ってからしか鍵を持ってきてもらうことができません。それに、JRバスの窓口で教えてもらった電話がつながるのに30分以上かかりましたし、鍵の受け渡しは、あおなみ線に乗って二駅目で下車、徒歩10分のところにあるJR東海バス名古屋支店まで行かなくてはなりません。結局鍵が私のジーパンの右ポケットに収まったのは、12時を過ぎていました。



この際ですから名古屋でお昼を食べて(朝食はたっぷりすぎるくらい時間がありましたのであきあきするくらいゆったりと摂ることができました)東急ハンズや三省堂にも少し寄ることにしました。

最後におまけ。近鉄を利用する場合は、桑名駅まで急行で行き、ここで準急または普通に乗り換えて次の益生駅で降りることになります。急行を降りると、次に大体特急が来て、もう少し待つと準急か普通が来るんですが、この日は特急の次に来たのはまた急行。でもいつもの習慣で、準急か普通のつもりで乗りましたら、妙に列車の加速が鋭いのです。あれ?変だなとおもっていたら、益生駅に入る分岐線に入ろうとせずそのまま加速して行くではありませんか。このあたりで自分が急行に乗っているのに気が付き、結局次の富田駅まで行って、また戻って来ることに相成りました。益生駅を出るともう雨もあがっていました。ホント何かとイベントの多かった二日間でした。