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「守・破・離・本」

昨夜、某企業の経営者で、剣道7段の方とお話する機会があった。

「僕は伝統芸能や武道の世界で重視されている「守・破・離」の考え方が好きなんです」と伝えたところ、次のようなコメントをいただいた。

「たしかに守・破・離は大事です。ただし、守・破・離の先に「本」があります。本とは「基本」のことです。師匠や先人の教えを守り習得し(「守」)、そこから自分独自の境地を見つけた後(「破」「離」)、再び、その道における基本(「本」)に戻らなければならないと思います。」

その方は、現在、超難関といわれる剣道8段を目指して修行を続けていらっしゃるとのこと。「道を究めるためには、基本に戻らなければならない」という示唆は、とても深いように思う。

個人や組織における究極的な学びも、基本をしっかり身につけることにある、といえそうだ。
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